18.太刀川さんHBD! ページ19
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「たっちか〜わさ〜ん!誕生日おめでとうございますっ!」
太刀川「おぉ!春原さんきゅ」
隊室に向かうより先にランク戦ブースを見て正解だった。誕生日も相変わらずランク戦に明け暮れているNo.1戦闘バカ先輩
コンビニやスーパー、スイーツ屋さんを回ってかき集めた餅スイーツときな粉を、太刀川さんに渡す。それを見てた迅さんが少し笑った。
迅「きな粉プレゼントする人もされる人も、初めて見たよおれ」
「んふふ、持ち帰って食べてくださいよ〜」
迅さんとランク戦していたみたいで、ギャラリーの数が多い
んじゃ、私はこれで…と立ち去ろうとすると、それを止めるかのように手首を掴まれる
太刀川「待てよ、春原」
「………何をお望みで」
太刀川「個人ランク戦しよーぜ」
「嫌です」
太刀川「おいなんでだよ〜!」
迅「はは、即答」
「何が悲しくて太刀川さんとランク戦しなきゃいけないんですか!?」
説明するまでもないけど、攻撃手も総合ソロも、チームだって全部一位な太刀川さんはやっぱり、めちゃくちゃ強い
そりゃ何度かやったことはあるけど、大体10本中1、2本しか取れないし、ボロ負けもある。
一回だけ3本取ったことあるけどいわゆる初見殺しだった
「迅さんとやっててくださいよ、私観てますから〜」
迅「いや、おれ今日太刀川さんと30本やってるんだよね」
「まじですか」
太刀川「まだ30だろうが、これからだろ」
「こわっ!」
太刀川さんと迅さんの試合って1本がただでさえ長いのに!?そんな太刀川さんの獲物になってしまい、思わず迅さんの後ろに隠れる
それを見た太刀川さんは、迅さんの前で狼みたいなポーズをして、左右に揺れながらひょこひょこ後ろの私を覗こうとする。
出水「なにやってんすか?」
太刀川・春原「出水!」
そこに少し呆れ顔な出水がきた。良いところに来た!と私は喜ぶ
「太刀川さん!2対2ならいいですよ!」
太刀川「おーそれでもいいぜ」
出水「え、試合すんの?」
迅「えーまさか、おれも?」
「当たり前ですよ〜!てか視えてましたよね?」
団体戦の方が好きなんで!と私が迅さんと腕を組んだのを見て、太刀川さんも出水と肩を組む
太刀川「じゃあ、いっちょ戦るか!」
「バースデー記念戦、いくぞ〜!」
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HAPPY BIRTHDAY 太刀川さん!
*
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太刀川「俺20歳だから、20本な」
「ロウソクじゃないんですけど!?」
迅「ねーおれ50本やることになるんだけど…」
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作者名:ゆこね | 作成日時:2019年8月2日 2時