嵐 ページ28
夕方いつもの時間に帰って、みんなのご飯を準備していた。
なんか台風がくるらしくて、外は真っ暗。
ユンギは仕事で遅くなる曜日で、ご飯もいらないらしい。
ソアとホビも遅くまで仕事みたい。
少し心細いけど、ナムさんとジスは
それぞれいつもくらいに帰ってくるはず。
はずだったのに。
この悪天候で、電車が止まってるらしい。
グループのメールでナムさんとジスから、電車が動かないから、しばらく帰れないと連絡があった。
どうしよう。
よりによってこんな嵐の日に、一人なんて。
ふたりとも帰って来られなかったらどうしよう。
ホビとソアはお店が終わって、夜中になるだろうし。
ユンギも何時になるかわからない。
外はすごい雨になってきた。
どうしよう。
胸の動機がして、落ち着かない。
深呼吸して、大丈夫大丈夫と、言い聞かせる。
外はひどい雷も鳴り始めた。
こわい。
どうしたらいい？
誰か、帰って来て。
電話を握りしめる。
誰にかけよう。かけてもいいのかな。
私は、ある人の通話ボタンを押した。
「prrrrr」
音はしたけど、
電話は繫がらなかった。
こわい。震えが止まらない。
その時、玄関の鍵がガチャっと開く音がした。
YG『A？』
ユンギだ。
この人は、どうして、こういう時に、
いてくれるんだろう。
「ユンギっ」
半泣きで呼ぶと、私の方へ駆け寄ってきてくれた。
そのまま、ユンギの胸に
抱きしめられた。
雨に濡れた髪や肩が、急いで帰ってきてくれたことを物語っていた。
そのまま無言でしばらく抱きしめてくれた。
背中をさすってくれて、震えが徐々に治まっていく。
胸の動悸や不安もなくなって、落ち着いてきたのがわかる。
YG『大丈夫か？』
「うん、落ち着いてきた。」
YG『よかった。心配した』
「ごめんね。ありがとう。仕事は？」
YG『今日は教室なしにしてきた。A一人になると思って。』
「そんな、ごめんね。」
YG『いや、いい。俺がしたかっただけだから。』
「ユンギがいてくれてよかった」
YG『電話くれたよな。出なくてごめんな。』
「ううん。」
YG『もう着くとこだったから』
そうなんだ。
私が電話したのは、ユンギだった。
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まこ(プロフ) - チェゴ👍 (2022年12月1日 18時) (
レス) @page49 id: 158dfdb6fc (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - ルルさん» ありがとうございます! (2022年8月9日 20時) (レス) id: adbdf19fb5 (このIDを非表示/違反報告)
ルル - 一番に結婚するのナムさんなのかよ！ (2022年8月9日 12時) (レス) @page49 id: 878ac2fc15 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - Suzyさん» こちらこそ☆本当にありがたいお言葉です感謝です。私もナムシュガ大好きです。 (2022年7月5日 22時) (レス) id: a93988190a (このIDを非表示/違反報告)
Suzy(プロフ) - 更新してくださる度に、☆マークを押していました。毎日とても楽しみでした。ユンギ×ナム···やっぱりイイですね✨🥲✨こんなにワクワクさせてくれて、ありがとうございました🌹 (2022年7月4日 22時) (レス) id: f57ab1c531 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまきち
| 作成日時：2022年6月25日 10時
