キム社長と秘書３

わからない ページ7

『‥ん』



お互いの欲を満たしあったあと

裸で寝転がる俺と彼女は

ただただ1人の男と女でしかないような気がする。








俺の腕の下で目を閉じていた彼女は

体勢を変えてこちらを向いた。





首元に顔を埋めて、甘えるような仕草をする



『‥んんん』




NJ「‥‥」




可愛い

愛おしい


なんて表現すればいい




その頭を自分の方へ引き寄せ 抱きしめた





『社長‥』



NJ「ん？」




『‥なんでもない です』




NJ「なにか 言いかけただろう。気になる」




『いえ、 ただ 幸せだなって』






幸せ？


この状況を そう感じてくれるのか





『‥すみませんでした。この間は飲みすぎて。
　いろいろとご迷惑おかけしました。』



NJ「いや いい。お互いさまだ」
　







『やっちゃいましたね‥』








やっちゃった というのは


この関係のことか






これは やってしまった部類のことなのか









NJ「この間は酒癖が悪いのかと思ってた」




『悪いですよ』




NJ「今日は飲んでないだろう」



『お酒のせいにしたくなかったので』






NJ「どういう意味だ」





『どういう意味でしょうね』







NJ「なんなんだ」


『社長こそ』







わからないんだが



酒のせいにしたくない ということは


どういうことなんだ

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