キム社長と秘書３

噂 ページ45

JN「やぁやぁ」


NJ「なんだ」




いつも以上にニヤニヤして社長室にやってきた。




JN「今日も調子良さそうだね」



NJ「なぜみんな笑うんだ今日は」






今日は朝からいろんな人にニコニコと話しかけられた。




ジンまでもニヤニヤしてるのはなぜかわからない。






JN「噂だよ。二人がラブラブしてるって」



NJ「噂？」



JN「一緒に手繋いで帰るところみたって」



NJ「そういう日もある。買い物して帰るから」



JN「あのキム社長がカゴ持ってたってさ」



NJ「カゴくらい持つだろ」





付き合ってることを隠してるつもりはなかったが、


周りは気づいていなかったらしい。





二人でいるところを目撃した人が増え


ようやく一気に知れ渡ったという。




JN「あのAさんを射止めたって

　 あっという間に会社中の噂だよ」




NJ「あのAさん、なんだな」





社長なのに、話はAさん中心なのが少し複雑だ。




NJ「嫉妬されてるだろう」




JN「まぁね、そりゃぁ」




NJ「大丈夫か」



JN「大丈夫だよ」



刺されるかもと言われていたくらいだから、少しは心配もするだろう。



JN「キム社長の株が爆上がり」



NJ「俺の？」




JN「あのAさんが選ぶなんて、いい男だってさ」




NJ「そういうことか」



JN「最近丸くなったとか、実は優しいとか

　 Aさんのおかげで変わったとか」



NJ「そうか。それならよかった」



JN「付き合う相手によりその人の評価は変わるんだね」




NJ「評価が悪かったみたいだな」



JN「そりゃそうだよ」




俺にとってはAさんが秘書になってことで

メリットしかなかった、ということだ。







JN「結婚するって噂だけど」


NJ「は？」



JN「一緒に暮らしてるんじゃないかって

　 買い物してるところがかなりラブラブだったんだろ」




NJ「ラブラブ‥‥ではない こともないか」



JN「いや どうせデレデレなんでしょわかるよ」

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