キム社長と秘書３

お風呂 ページ41

『ちょ‥ちょっと待ってください』




強引に入るのも嫌がられるかもしれないか。





バタバタと忙しく流す音がして、


静かになった。







『はい‥どうぞ』






扉を開けると、湯船に顎まで浸かって縮こまっている。






NJ「そんなに沈まなくても」


『恥ずかしいんですよ』





NJ「全て見てるのに」


『そういう問題じゃないんです』











NJ「ピンク？」



『バスボムを入れたので‥』



湯気で見えづらいが、お湯がピンク色をしている





NJ「入ってもいいか」



『‥どうぞ』





NJ「近くだと見えるんだな」




遠くからだと濁って見えなかったが


近くまでくると湯の中が透き通ってみえる。





NJ「隠さなくていい」


『無理です』




いつもベッドではあんなに大胆なのに

こういうのは恥ずかしがるんだな。




NJ「ピンクというのは興奮する色だな」



『そういうつもりはなかったんですけど』







襲いたい


ここで乱してしまえたら


そんな欲と



困ってそうなAさんに気をつかうべきか







NJ「おいで」




背中側にまわり、脚の間に座らせた。





NJ「これなら少しは恥ずかしさも減らないか」



『‥そうですね。後ろからは安心します』



NJ「‥俺も好きだなこの座り方。ほっとする」





俺のもの、というか

本当に守ってあげたい 大事にしたい

そういう気持ちを噛み締めたくなる。




『すごく恥ずかしいですね。一緒にお風呂に入るなんて』



NJ「経験ないのか」



『ないですよ。社長はあるんですか？』



NJ「ない。でも憧れはあった」



『憧れ？』



NJ「すべてを見せ合う信頼関係がいるだろう。

　 それほどに愛し合える関係に憧れていた、かな」




『すべて見せてます。こんなこと誰にも見せられません』



NJ「俺だけだろ」



『はい』





少しはリラックスしてきたのか、固くなっていた体が

ユルユルになってきたのがわかる。

　

『ふぅーきもちいい』
　


お風呂で汗ばんだその顔がたまらなくそそる。





NJ「もっときもちよくなるか」


　

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