キム社長と秘書３

惚気 ページ35

JN「来客の予定があるんだ。２つお願い」


『承知しました』





さっと立ち上がって涼しい顔をして行ってしまった。


今さっきまでキスをしていたのに。






NJ「お前にはデリカシーというものはないのか」



JN「そっちこそ理性というものはないの」







それを言われてしまうとそうなんだが。







NJ「二人きりでいたら無理なんだ」



JN「くっついた途端 そんなんなのお前は」



NJ「自分でも意外だよ」







そう 公私混同なんてとんでもないと思っていた。




仕事以上に優先するものなどなかったし


人に見られるリスクを犯して恋人といちゃつくなんて


そんな愚かな人間ではないと自信かあった。






恋は人を愚かにするのかもしれない。





でも、それも悪くないと思えている。








JN「幸せそうなことで」



NJ「前から思っていたが、Aさんは俺の秘書だ。

　お前の世話までさせるなよ」





JN「独占欲出してこないでよ。いいじゃん。

　 Aさん、みんなでシェアしようよ」




NJ「シェアというな」




JN「俺は知ってるからいいけど、他の人の前で

　 いちゃつくなよ。妬まれて刺されちゃうよ」




NJ「Aさんに傷などつけさせない」



JN「違うお前だよ刺されるのは」




NJ「‥そうか」




JN「どれだけあの子のこと好きな男がいるかわかってる？」





そうか Aさんはもてるんだった。



最近はすべて誘いを断ってるから、見かけなかったが。

根強いファンがいるとか。



　

NJ「気をつけるよできるだけ」



JN「その様子じゃ無理だと思うけど」




大丈夫だ。

俺はクールなことには定評がある男だ。

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