キム社長と秘書３

確認 ページ26

『どうしたんですか』



NJ「いや どうしてるのかと」




『え 気にして来てくれたんですか』




NJ「明日で一週間だろう」



『‥‥え』







驚いたのか、微動だにしない。

そんなに俺の行動は不自然にうつるんだろうか。







『ありがとうございます。勉強会行ってきました』

　

NJ「そうか」



『あと、旅行に行きました』



NJ「旅行？」




『はい。自分みつめに。リフレッシュしました』




NJ「そうか」









予想外の答えだった。

旅行へ行っていたなんて。




なにか思うことがあったんだろうか。







NJ「明後日からは 来るんだよな」



『はい。え 行くつもりですけど』



NJ「いや、来るならいい」



『え なにか問題ですか』



NJ「確認のためだ」
　


行くつもり、と聞いて

内心すごくホッとした。





『行くつもりです。必要ないかもしれませんけど』



NJ「必要ないことはないが」



『社長が言ったんですよ、いなくてもなんとでもなるって』



NJ「なんとかはなってる。ただ一週間もいないと
　
　 もしかして辞めるんじゃないかと」


　
『辞めたいと言ったらどうしたんですか？』



NJ「辞めるかどうかは、Aさんの決めることだからな」










はぁ とため息をついて

呆れたように机を見つめている。






『本当に、どうして来たんですか』





NJ「辞めるかの確認にきた」



『辞めるなら早く知りたかったんですか。

　代わりを早く決めて進めたいからですか』



NJ「なんでそうなる。そんなわけないだろう」




『私が決めることなんですよね。辞めても続けても

　それは私が決めればよくて、社長はどうでもいいんじゃ』




NJ「辞めてもいいと思っていたら、ここまで来ない」





　

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