聞こえる男【JM】２

寝言 ページ8

『おはよ』




JK「あ おはよ」





結局 あの声を聞いてから再び眠ることは難しくて


布団の中でゴロゴロしてるうちに朝になった。






『大丈夫？眠れた？』



JM「うん 大丈夫だよ」



『私先に寝たよね。ごめんね朝までぐっすり寝ちゃった』



JM「いや 俺もすぐ寝たよ」




『フフフ可愛い』



JM「え？」



『寝癖』





髪を触ると確かに上がってるしボサボサ。





JM「あーやべ」


『朝の顔だ笑』





なんか嬉しそうだし。





別に何も変わりはない。




気にすることないか。







それから初めての朝を二人で過ごして

のんびりとお家デートを満喫した。











『そういえば、寝てるときって聞こえるの？』




コーヒーでひと息つきながら、彼女が聞いてきた。





JM「聞こえないよ」



『じゃジミンくんが寝てる間ならお触りオッケーだった？』




JM「笑 まぁそうだね。」



『そーなんだ。先に起きればよかったしまったー』



JM「俺もAさんが寝てる間は聞こえないから

　 ちょっとだけ触ってたよ」




『えええそうなの？//』




JM「手握ってただけだけど」







『ヤダ いびきとかかいてなかった？』

　

JM「それはないけど、寝言？夢見てたみたいだった」



『そうなの？覚えてないや』



JM「うん。まってまってって。誰かの名前呼んでた」

















『あ ああ そーなんだ』







なに 今の一瞬の間は



明らかに一瞬表情が固まった。

聞いちゃいけなかった？






『‥名前呼んでた？』



JM「うん‥ウジンって‥」






『‥‥』





なに なになに

胸がザワザワする。






『ハハハーやだねぇ変な夢でも見たのかな』



JM「なに 昔の男とか？」






我慢できずに突っ込んでしまった。







違うよ〜ハハハって笑ってよ











『‥まぁ そんなとこかな』




聞くんじゃなかった

と思うけど、知りたくて仕方ないんだよ。




大好きなあなたのことだから。

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