聞こえる男【JM】２

完 ページ35

『‥ジミンくん最近いじわるだよ』




二人で熱い夜を過ごした翌朝


こんなふうに言われた。




JM「そう？」



『だってすっごく恥ずかしいこと言わせるじゃん』



JM「ごめんごめん。嫌だった？」



『別に嫌じゃないけど‥』




少し布団で顔を覆いながら、恥ずかしそうに目をそらした。


JM「心の声聞こえないからさ、不安になるんだよ」



『絶対にわかって言ってるでしょ』



JM「いや？どうかな」



『わかんないふりしてズルいし』



JM「聞こえないのは事実だからね」



『あー聞こえてたらよかったのに』



JM「もうやだよ笑」




聞こえてたらよかったのに


なんて俺が言われる日が来るなんてね






まさかそんなこと夢にも思わなかったよ。




『‥‥‥』



JM「なに」




『テレパシー』




JM「笑」




『念を送ってるの』





JM「んーなになに ジミンくんが好きすぎて困りますって」




『違うし』



JM「かっこよすぎて大好き♡って」



『残念』




JM「もっかいしたいって？朝から大胆だね」




『ちがいまーす』




JM「またまたー素直じゃないんだから」



さわさわ触ると、もーって言いながらも嫌じゃなさそうだし





JM「なんて送ってるの？」



『お腹すいた』



JM「それはわかんない笑 言ってよ」





めちゃくちゃ楽しくて幸せなこんな時間



ずっと続けばいいのにって 最近思うんだ








JM「じゃあ、俺が何考えてるか当ててよ」



『え？逆に？』



JM「そう」




『うーん‥眠いなー起きたくないな』



JM「それもあるけど違う」


『Aちゃんキレイすぎるなぁ好きだなぁでしょ』


JM「残念でした」



『えーひどい。じゃもうわかんない。なに？』





腕の中で笑って怒るAさんを抱きしめるこんな時

自然と湧き上がってくる思いがある。








JM「結婚しよっか」




『‥‥‥‥‥』








JM「え 返事は？」



『‥はい‥はい』








今度は泣きながら笑うAさんを見て 誓った



絶対に幸せにするって

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