聞こえる男【JM】２

家デート ページ4

JM「おじゃまします‥」


『どうぞ〜』






待ち望んだ週末


Aさんの家にお邪魔した。




『ちょっとドキドキするなぁ』



JM「うわぁ なんか 女子の家だ」





職場でのAさんのイメージとはだいぶ違ってて

けっこう可愛い系。






『似合わないって思ったでしょ？』


JM「思わないよ笑」


『恥ずかしいなぁ』


JM「ハハ可愛い」





いつもとはまた違う照れくさい感じがする。





二人でゲームして、映画とか見てまったりして


『今日は家で食べよ』


って言ってくれたから、お言葉に甘えて

Aさんの手料理も頂いて。




まったり家デートとは こういうこと。



幸せだ。


幸せすぎる。





JM「はぁ〜」



『どした？』



JM「ごめんごめんなんか浸っちゃって」



『‥‥いい？ひっついて』




ここへ来てから、一度も今日は触れてない。


隣にいても、少しの距離はとってたはず。



JM「‥ぅん」




俺の右腕にぎゅっと抱きつくAさんは

なんというか めちゃくちゃ可愛いわけ。





〘わーーーー好き好き好き〙




JM「ぶっ笑」



『笑ったーひどい』




俺が笑ったから手を離しちゃた。





JM「ごめんごめん笑 可愛くて」



『もーーいいじゃん』



JM「おいで」




俺から手を回して、しっかり抱きしめた。







『幸せだー』


〘幸せ幸せ幸せーーー〙




JM「心の声も言葉も全部漏れてるわ笑」



『いいのいいの 好きって伝えなきゃね』



JM「‥俺も 好きだよ」



『ンフフ』




こんな風に触れ合って、それでも気まずくならない。



本当に、幸せな家デート。

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