帰り道 ページ8
そうか。
Aさんも 男の腕にドキッとしたりするんだ。
これは本来聞いてはいけない心の声。
だけど、憧れの人のそんな可愛らしい声が忘れられない。
あれからというもの
俺はAさんをさらに意識するようになった。
いつも見てるだけだけど、
一つ一つの表情 仕草 言葉
全てに見惚れてしまうほど。
TH「そんな好きなんだ」
JM「‥‥まぁ」
今日もそんな俺を見て、親友にそう言われた。
好き なんだろうな。
これは 普通に。
TH「告白しないの」
JM「無理でしょ」
TH「仲いいじゃん」
JM「同僚としてでしょ」
TH「彼氏はいないの？聞いたことないけど」
JM「さぁ 俺も知らない」
俺はAさんのことをあまり知らないんだ。
親しくなりすぎないよう、距離を保ってるせいで
誰かのプライベートまで知るなんてほとんどない。
でも、彼女のことは知りたいと思ってしまう。
TH「触れたら誰が好きかまでわかっちゃうもんね」
JM「まぁね」
TH「つらいねそれは」
つらいよ。
好きな人の心の中は知りたいけど
それはちゃんと話して聞きたい。
なんとなく落ち込んで帰るその日
俺は駅でAさんに会った。
『あ おつかれさま』
JM「おつかれさまです」
『珍しいねこの時間』
JM「ちょっと今日は遅くなっちゃって」
俺は満員電車を避けるため、いつも早い時間の電車に乗る。
Aさんも同じ方向なのは知ってたけど
電車で一緒になるのは珍しい。
今日は遅くなったから、空いてる時間帯に乗れなかった。
一緒の電車に乗るかと思ったら、Aさんは止まった。
『私 もう少し後のに乗ろうかな』
JM「え？まだ帰らないんですか」
『うん‥』
なんか表情に違和感がある。
なにかあったのかな
JM「なにかありました？」
『あーうん』
JM「どうしたんですか」
『ちょっと‥お願いがあるんだけど』
JM「はい 俺 ですか」
『一緒に帰ってくれないかな』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 820人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ごまきち(プロフ) - michimimiさん» ありがとうございます☺鋭いっ (12月30日 11時) (
レス) id: 3ef5eff40b (このIDを非表示/違反報告)
michimimi(プロフ) - いつも楽しみに読ませてもらってます！ありがとうございます！ライバルその�，里△箸蓮⊂�し前にチラっと書いてあったその�△里△諒�かな〜って、ワクワクです！ (12月29日 22時) (レス) @page49 id: b5b022bd18 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - あこさん» ありがとうございます☺楽しみにしていただけて感謝です(≧▽≦) (12月24日 21時) (レス) id: 9ff86c632c (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 更新ありがとうございます🍀毎回二人のもどかしい気持ちをドキドキしながら楽しんでます(*^^*)続きを楽しみにしていますね😊 (12月22日 11時) (レス) @page37 id: c61c62757d (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - Mさん» ハグううう笑。キュンとしてもらえたら嬉しいです😁 (12月19日 5時) (レス) id: 9ff86c632c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ごまきち
| 作成日時：2023年12月8日 5時
