感謝 ページ12
JM「おつかれさまです」
『おつかれさま』
あの次の日から、Aさんと一緒に帰るようにした。
会社を出るのは一緒だと恥ずかしくて
駅で待ち合わせて同じ電車に乗っている。
『ごめんねいつも』
JM「いえ。ほんと近いんで」
平気そうにしてるけど、電車に乗る前とかは
どこかソワソワしてる。
乗ってる間も周りをチラチラ見たり
不安そうな顔をしてる時がある。
そりゃ怖いはず。
基本的に混んでる時間帯を避けるようにしてるから、
前みたいに密着することはなくなった。
Aさんの心の声を聞いたのも、あれが最後。
今日は特に遅くなったから、珍しく席が空いていて座れた。
『あー楽ちん。この時間なら空いてるんだよね』
JM「ですね。最終に近くなると人も少ないですね」
『いつもこの時間ってのは無理だなぁ』
声は明るいけど、表情は浮かない。
JM「怖いですかまだ」
『ううん。ジミンくんがいてくれるから』
JM「それならよかったけど」
『ごめんね。だからといっていつまでも甘えるわけにもね』
JM「いいですよ無理しなくて」
『‥優しいね』
JM「優しい‥わけじゃ」
『助けてくれてるじゃん』
JM「それは‥たまたま」
改まってそんなこと言われると恥ずかしくて目が見れない。
隣に座ってるだけでも緊張するのに。
『私ね、あの日 念送ったの』
JM「念‥ですか」
『うん。声が出なくて。だから、必死で
ジミンくん助けてって念じたの。そしたら気付いた』
JM「それは‥」
聞こえてましたよ
とは言えないけど
ごめん聞こえてたんだ
『あのときジミンくんが気づいてくれなかったら‥ね
本当に怖かったんだ。』
JM「‥そう ですか」
返事に困る。
『すごいよね。テレパシー？』
JM「‥っ」
『ジミンくんってよく人のことわかってるよね』
JM「そんなことないですよ」
すごい罪悪感。
『でもありがとう。私は本当に救われてる』
そんな風に笑いかけられたら
どうしていいのかわからなくなるって。
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ごまきち(プロフ) - michimimiさん» ありがとうございます☺鋭いっ (12月30日 11時) (
レス) id: 3ef5eff40b (このIDを非表示/違反報告)
michimimi(プロフ) - いつも楽しみに読ませてもらってます！ありがとうございます！ライバルその�，里△箸蓮⊂�し前にチラっと書いてあったその�△里△諒�かな〜って、ワクワクです！ (12月29日 22時) (レス) @page49 id: b5b022bd18 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - あこさん» ありがとうございます☺楽しみにしていただけて感謝です(≧▽≦) (12月24日 21時) (レス) id: 9ff86c632c (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 更新ありがとうございます🍀毎回二人のもどかしい気持ちをドキドキしながら楽しんでます(*^^*)続きを楽しみにしていますね😊 (12月22日 11時) (レス) @page37 id: c61c62757d (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - Mさん» ハグううう笑。キュンとしてもらえたら嬉しいです😁 (12月19日 5時) (レス) id: 9ff86c632c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまきち
| 作成日時：2023年12月8日 5時
