遠慮 ページ11
降りる駅に着くまで
そっとだけど肩を抱いていた。
僅かな震えと、聞こえてくる心の声
なんとかしてあげたかった。
JM「もうすぐ着きますね」
『ありがとう。ごめんね』
にっこり笑いかけられたから
手を離そうかと思った時だった。
〘帰れるかな〙
〘怖いかも〙
JM「大丈夫ですか」
『大丈夫』
〘ジミンくんにこれ以上心配かけちゃダメだ〙
平気そうな言葉とは裏腹に
そんな声が聞こえてしまったからには
JM「送ります」
一人で帰らせるとかないわけ。
JM「ここから歩きなんですよねどっちですか？」
『ごめんね‥気をつかわせて』
JM「気にしないでください。
それに俺んち近いんで」
『ありがと。ごめんね。今度お礼する』
JM「そんなのいいですよ」
Aさんの家は駅から歩いて10分くらいのところで、
俺の家からも近かった。
こんな形で家を知るなんて。
心の声も聞いてしまった。
でもこれは、人助けだ。
そう思うことにして、アパートまで送っていった。
『ありがとう。ほんとにごめんね今日は』
JM「大丈夫ですか」
『うん。大丈夫』
きっと大丈夫じゃないんだろうけど。
俺にできるとこはここまでか。
JM「なにかあったらいつでも呼んでください」
『ありがとうねほんと』
絶対に怖いはずだから。
JM「明日からも送りましょうか」
『そんないいよ。さすがに申し訳ない』
触れてないからもう心の声は聞こえない。
でも、わかる。
Aさんは遠慮する人だ。
ここは、押すしかないんじゃないか。
JM「俺が送るって言ったら迷惑ですか。」
『迷惑なんてそんなことはないけど』
JM「恋人が送ってくれたりしますか」
『そんな人いないし』
っしゃ
よかった。
勢いで聞いてドキドキしたし。
JM「何度か続いてるんですよね。だったら怖いですよ。
一緒に帰ります」
『‥ごめん。すごくありがたい』
ずるいのかもしれないけど。
Aさんと急接近できるのが嬉しかったりして。
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ごまきち(プロフ) - michimimiさん» ありがとうございます☺鋭いっ (12月30日 11時) (
レス) id: 3ef5eff40b (このIDを非表示/違反報告)
michimimi(プロフ) - いつも楽しみに読ませてもらってます！ありがとうございます！ライバルその�，里△箸蓮⊂�し前にチラっと書いてあったその�△里△諒�かな〜って、ワクワクです！ (12月29日 22時) (レス) @page49 id: b5b022bd18 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - あこさん» ありがとうございます☺楽しみにしていただけて感謝です(≧▽≦) (12月24日 21時) (レス) id: 9ff86c632c (このIDを非表示/違反報告)
あこ(プロフ) - 更新ありがとうございます🍀毎回二人のもどかしい気持ちをドキドキしながら楽しんでます(*^^*)続きを楽しみにしていますね😊 (12月22日 11時) (レス) @page37 id: c61c62757d (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - Mさん» ハグううう笑。キュンとしてもらえたら嬉しいです😁 (12月19日 5時) (レス) id: 9ff86c632c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまきち
| 作成日時：2023年12月8日 5時
