できない女【JK】

戦友 ページ31

試そっかって。

真顔で言うかなそんなこと。




『ハハハー笑えない』




JN「だよな」





わたしたちは、そんなんじゃない。



同期の友人であり、戦友であり、お互いの理解者。



だからこんな話もしてるんじゃん。






JN「でも、あいつとは？どうしてたの？
　 けっこう長いこと付き合ってたじゃん」



ソクジンは私の元彼を知ってる。



就職してから付き合ってた彼氏で、一番長かった。


ソクジンともまぁまぁ仲が良かったんだ。






『最後まではまともに一度もしてない』




JN「マジか‥まさか。仲良かったのに。

　 それでも付き合ってたんだ。」




『うん 優しかったから あの人』




JN「そういうことなしで付き合えるって、ある意味

　すごく愛されてたんじゃないの。俺なら‥無理かも」



『まぁね。そこは感謝してる』






JN「ほんとに全くしてないの？触れたりはするでしょ？」





『直前まではできるから。入れることだけが、できない。
　
　だから、入れずに満足できるようにしてたの』





JN「なにそれ逆に興味あるわ」



『詳しいことは言えないけど』






JN「なるほどね。だから、チョンくんとも

　 一晩の関係とかって単純な話じゃないんだ」



『もうこれ以上は言えない。察して』






JN「俺自信あるよ」



『なんの自信よ』




JN「それってさ、男が下手なんじゃない？

　 上手くやればできるんじゃないの」




『そんなのわかんないよ』



JN「俺多分うまいよ。じっくり時間かけてあげるし。」




『そういうの聞きたくない』




JN「でも何回かできれば、多分そっからは平気になるって」




『そんなの‥もう若くないし今さら』




JN「だったらなおさら、俺のこと使えよ。

　 俺ならなんでも言えるだろ。」




『‥‥だからって。逆にソクジンは私とできるの』




JN「できるよ」




『‥‥いやいやいや』




即答されて、面食らってしまった。




JN「Aが嫌じゃなければね。

　無理やりする趣味はないから。」





『そういう問題。誰でもできるのね』



JN「そういうわけじゃないんだけどね」






本気なのか冗談なのか


この人は、時々よくわからない。




JN「まぁその気になったら言ってよ」




それがソクジンなんだけど。

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