できない女【JK】

運休 ページ19

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『え 運転見合わせ？』



駅についてまさかの事態にパニック。





大雨で新幹線が運休だって。






『嘘でしょ。帰れないじゃん』








駅に来るまでものすごい豪雨だったのは知ってるけど


台風でもないし、まさか運休になるなんて。






『どうしよ。遅いしもう復旧はなさそうだね』



私達が乗る予定だったのは最終。



今日はもう無理だろう。






JK「こんなことあるんですね。初めてです」




『とりあえず宿探そうか』




JK「泊まりですか？」




『今日は帰れないよ。宿早く探さないと、なくなるよ』



JK「マジですか」




チョンくんは驚いてるけど、私はこれも経験がある。




宿が見つからずに苦労したことがあるから、すぐに動こう。







案の定、近くの宿は埋まってる。



同じように帰れない人がなだれ込んだんだろう。






『部屋とれたけど』



JK「すみませんありがとうございます。俺ダメでした」





『一緒の部屋でもいい？』




JK「え」




『一部屋ならとれた。ツインだから』




JK「え Aさんは大丈夫なんですか」





めちゃくちゃ警戒してる。


そりゃ職場の先輩と同じ部屋っていやか。



しかも女だし。




でもそんなこと言ってたら眠るとこないよ。





『私はいいよ別に。むしろごめんね』




JK「いや すみません」


　


『とりあえず行こっか。休まないと無理』






ドキドキしてる場合じゃない。


寝るところ確保しないと。




先輩だし、自分がなんとかしないと。







二人で近くのホテルまで急いで向かって、なんとか今日の寝る場所を確保することができた。





けど、どうするかな。




眠れるなかな 今夜。

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