マイナス10kgの恋【YG】

監視 ページ7

YG「やってるか」




『あ ユンギさん』





YG「また猫背になってるぞ。ほら」




『はい』






たまに仕事中も声をかけに行く。







『ふーがんばります』









今まで気づかなかったけど、けっこう仕事してるな。


いつ見ても、仕事してる。





他の子はちょっと休憩したりしてるのに。






真面目か。









ミネラルウォーター飲んでるのを確認して、

自分の持ち場に戻った。






HS「あれ？またAちゃん見に行ってた？」



NJ「気にしすぎだよな」




YG「違う 監視だ監視」





HS「とかなんとか言って、可愛がってるよね〜」




あいつと一緒に仕事するようになって、

やたらと俺が話してるのを冷やかしてくる。





NJ「ユンギが女子社員と仲良くするなんてな」



HS「女の子嫌いなのかと思ってた」





YG「別に嫌いじゃない」




NJ「あれか、ぽっちゃりがタイプだ」


HS「えそうなの？！」



YG「ちげえし」



NJ「まあ見た目は置いといて‥
　Aさんは、いい子だよな。仕事も真面目だし」




HS「まぁね。改めて見るとほんと、いい子」





NJ「まさかダイエットモニターに彼女を起用するとはね」



HS「ね ユンギの企画面白そう」






YG「うまくいけばな。あいつが痩せられなきゃ意味ない」









NJ「痩せてる‥？」


HS「そうそう気になってた」







YG「痩せねぇんだよ‥なんでか」







そう、飲み物は水に変えて、食事も３食うちの会社のミールキット食べてるはず。写真送ってもらってる。


あいつの食事のカロリーは俺が管理して2週間。




運動もちゃんもやってる。


なんでこんなに痩せねぇかな。

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