マイナス10kgの恋【YG】

飲み物 ページ6

まずはAさんの全身データ。



太ってるっていっても、見た目にはそれほど気にならない。

小さいからかな。





ぽっちゃりした子って印象はあったけど、

そこまでデブとか思ったことはないけどな。



あんま女子社員の体型なんて見ないだろ。






血圧やコレステロールもそれほど高くない。


でも、いわゆる予備軍、というところにいるらしい。




疲れやすいとか貧血とか、いろいろあるらしい。






筋力や運動能力も測ってみたりしたけど、全然動けない。





『‥ん〜っ』



『‥っ‥っ‥はっ』





これは、なんつうか



なんつうか‥‥






YG「‥‥肥満とか関係なく、鈍臭い？」




『‥言わないでください』





なんか動物が動いてるようにしか見えない。


まさにブ‥‥





いや、それは失礼だな。




YG「フッ笑 がんばれ」




『笑ってますよね』





YG「よし 最初のデータとしてはいいんじゃねえの」






『‥つかれた』





二人でこれをもとに仮説をたてて、今後のことを相談した。







まずはとにかく痩せること。


３ヶ月10キロは本気出さないと間に合わない。




食生活と運動、うちの健康器具をうまく使いこないして、

計画的に進めていく。






『ふぅ〜暑い。飲み物飲み物』




YG「おい ジュース飲むなよ」




『‥やっぱりダメですかぁ』






こいつはちょっと目を離すとなんか飲もうとすんだよな。




YG「飲むならこれ、うちのやつ」




うちが出してるミネラルウォーター






『これですよね〜わかってますけど‥』




YG「なんだよ まずいとか言うなよ」



『まずくはないんですけど‥‥』



YG「なんだよ 言ってみ」



『毎日続けるなら、モチベーションのあがる何かがないと水って続かないです。水道水と同じ気がして‥』






YG「これ痩せるぞ。この水な‥‥魔法の水だ」



『なんですかそれ』



YG「そう思い込んどけ」




『無理ですよ』



YG「まずは飲み物から変えるぞ」




一つ一つ、変えていくしかない。

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