マイナス10kgの恋【YG】

ついに ページ48

『わあああああ』


YG「すげえ人だな」





ついにやって来た。



『すごい。なんか全てが可愛いです。ここが夢の国なんだ』



約束してたディスティニーランド。


Aはすんごい楽しみだったらしくて、
見るものすべてに興奮してる。




『これ おそろいでつけましょうよ』

YG「ムリ」
　


『ええ〜』



Aが持ってきたのはここのキャラクターをイメージした頭につけるやつと、メガネ。




YG「そんな恥ずいのつけんのか」


『つけましょうよ〜私の憧れなんです。これでデート』


YG「‥ムリだ」


『‥ダメ ですよねやっぱり』



　

YG「‥‥‥」





『‥ユンギさんはこういうの嫌ですもんね。わかります。』





YG「‥‥わかったよ」




仕方なく頭につけるやつをとってつけてみた。



YG「あってんのかこれで」
　






『か 可愛い‥♡』





YG「行くぞほら」




『照れてる笑』





こいつに言われたら仕方ねえな。




その後も あれ乗りたい あれ食べたい

あそこ見たい 写真撮りたい


Aのしたいことを次々やって


とにかくはしゃいで楽しそうだ。









『あれも乗りたい』



YG「お前 怖いとかないのか」


『ないです。とにかく楽しすぎて』


YG「俺は見とくわ」




　『ユンギさん‥こんなビビリなんですね』



YG「お前 後で覚えとけよ」



俺が‥ビビリだと知ってなぜかずっと強気なこいつは

楽しそうにケラケラ笑ってる。






まぁいいか。



こんなに楽しそうならなんだっていい。





こいつといるとお互い気も遣わないし、言いたいこと言えるし、楽しくて仕方ない。



『ユンギさーん 写真撮ってくれるって早く』



YG「おー」




いつの間にか知らない人に話しかけてるし。



『わぁ この写真すっごくいいかも』



YG「見して」


『ユンギさん超かっこいい。なんか恋人っぽーい』



YG「なんだよそれ笑」



『アップしとこ』



YG「やめろよ」



『ユンギさんが耳つけてるしこんな貴重な写真‥‥』



YG「絶対に載せんなやめろ」


　
『え〜笑』




恥ずい。


こんな俺 誰かに見られたら恥ず過ぎる。




でもついつい甘やかしちまう。

こいつにねだられると弱いんだよ。


こんな可愛い生き物ないだろ。

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