マイナス10kgの恋【YG】 (ページ46)

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タイプページ46

YG「帰れるか」

『あはい』

二人でやる仕事は終わったのに

相変わらず俺たちは一緒に帰ってる。

周りも特に気にしてない。

付き合ってると思われてたり

逆にただの先輩後輩だと思われてたり。

よくわかんねぇけど、あまり気にしてない。

YG「たまには食べに行ってもいいんだぞ」

『そうですねぇそろそろ外食解禁してもいいですかね』

YG「飲み会とかいろいろ断ってるんだろ。行ってきたら」

『うーん。そうしようかな』

YG「俺に遠慮しなくていいからな」

今日もAの家で晩飯を食べながら、

いろんな話をするのが1日の終わりの定番。

『‥まぁ考えときます』

YG「なんだよ行けよ」

『別にそこまで行きたいわけじゃ‥』

俺に遠慮してんのか？

食べることに罪悪感あるのか？

YG「食べちゃいけないと思ってないか」

『違います』

YG「じゃなんで食べないんだよ」

『もう少し痩せたいんです』

YG「えもう十分痩せたじゃん」

『一般的にはまだまだデブだし‥‥

　もっとキレイになりたいなと』

YG「そうか。いいけど、俺はどんなんでもいいからな」

『そんな甘やかされたらまた太りますよ』

YG「別にいいけど太っても」

　

『‥‥‥』

YG「なんだよ」

『ユンギさんって。あれですか。デブ専ってやつですか』
　

YG「は？アホか違うわ」

『だって太ってもいいなんて‥そういう好みなのかと』

YG「ねぇよ。もともとスレンダーなのがタイプだし」

『ええええショックすぎて立ち直れません』

YG「別に今はもうそんなの、どーでもいいんだよ。
　お前ならなんでもいいってマジで思ってる。

　愛されてんな感謝しろ」

『‥ユンギさーん泣』

YG「なんだその顔」

『嬉しすぎます‥でもやっぱ痩せますもっと』

YG「無理すんなよ。健康を一番優先すること。
　ダイエット続けるなら付き合うから」

『はい。お願いします。スレンダー目指します』

YG「いや、今はちょっとぽっちゃりしたのがタイプかも」

『いいですよ気遣わなくて』

YG「お前といたら変わったな。ぽっちゃり‥‥っていうか

　むちむちしてんのがけっこう好きなんだわ」

『‥‥変態なんですね』

YG「お前ふざけんなよ」

まぁそんなに否定はしないけど。
　