マイナス10kgの恋【YG】

私は ページ45

ふーって息を整えて、何度か話しかけては止まって



一生懸命考えてくれてるのが伝わってくる。








これは、ちゃんと聞いてあげなきゃな。



『わたしは、つまり 何かって言うと』



YG「‥‥うん」







『ユンギさんが、好き なんだと思います』






YG「うん」





その言葉を吐き出すのにすごく勇気がいったんだろう。


声が震えてる。







YG「わかった」




『はい』




YG「ちゃんと、お前の気持ちわかったよ」





『‥はい』




YG「よろしくな これからも」



不安そうな顔で俺の方をずっと見てる。




『私‥でいいんですか』



YG「お前が いいんだけど」




『ほんとに‥‥夢みたいでふわふわしてます』




YG「初めての彼氏なんだな俺が」




『お手柔らかに‥よろしくお願いします』





YG「ん‥‥じゃ」





あんまりにも嬉しくて 可愛くて


キスしてしまった。






顔を離すと、カッチカチに固まってる。



YG「照れてんの」



『‥はぁ‥わたし もちません』



YG「こんなもんじゃないからな。覚悟しとけ」





ひゃあ〜って照れて顔覆ってるし。




こんなの 可愛くて仕方ないだろ。





余裕ぶってるけど、けっこう俺のほうが必死なんだけどな。


気づけばこんなにこいつのことで頭いっぱいで。






これから恋人としてやってくなんて
俺だって 夢みたい とか言いたい気分だ。
　



言わねぇけど。

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