マイナス10kgの恋【YG】

祝杯 ページ42

『あああ罪悪感』


YG「いいんだよ たまには酒くらい」



週末 あいつの家でようやくお祝いの食事会ができた。






『では 乾杯ですね』



YG「おーおつかれ。おめでとマイナス10kg」





グラスを合わせて、二人で初めての酒を飲んだ。




いつもより豪華な食事もしながら、

これまでのこと話したり、仕事の愚痴言ったり、

楽しい時間が過ぎる。






酒はまぁまぁ飲めるみたいで、

あんま変わらない顔してよく飲んでる。





『今日は運動しずに飲んじゃったな〜
　あ ストレッチだけでもしとこ』




YG「今かよ笑」




いつもみたいにストレッチし始めた。




YG「いつもの光景だな」



『う〜痛気持ちいい』




YG「ほらバランス ふらついてるぞ」


『足支えてくださーい』



YG「ふらついてるって」


『ユンギさんが酔ってるからじゃないんですか〜』




そのまま支えきれずに 二人でドタっと床に倒れ込んだ。





『いたい〜ハハハ』



YG「‥‥‥」





『ユンギさーん大丈夫ですか』




大丈夫じゃねえよ



この状況 何度も耐えてきたけど


もう無理だ




両手を頭の横につけて、上から見下ろした。






YG「こっちみろ」



『‥///なんですか』



YG「言ったろ 男には警戒しろって」





『‥‥ユンギさんのことは警戒してませんよ』



YG「俺は男じゃないのかよ」




『だって毎日一緒にいて、こうやって密着しても

　何も起こらなかったじゃないですか。』





YG「起こらないようにしてたんだよ」




目がしっかり合った。






YG「なにか起こそうと思えばいつでも起こせたよ。
　
　でもお前頑張ってるのに、そんなことできねぇだろ。」





『痩せて 少しは女の仲間に入れたってことですか。

　やった〜』





YG「ふざけて誤魔化すなよ」



『ユンギさん 恥ずいですどいてください』



YG「いやだ」



『なんでこのままなんですか』



YG「この眺め最高なんだよ」




『ちょっとよくわかんないですけど』


　
YG「わかれよ」

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