マイナス10kgの恋【YG】 (ページ41)

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『あユンギさん。今行きます』

YG「おつかれ」

パタパタと今日も変わらずに来てくれてほっとする。

YG「今日は迎えに来てよかったか？」

『？はい』

YG「ダイエットも成功したしさ、
　俺が来るのも変なのかなと思って」

『そう‥‥なんですよね』

沈黙が怖い。

でも、ちゃんと話せ。

YG「俺は‥このまま続けたいけど。ダメか？」

『ダメじゃないです。ユンギさんこそ、いいんですか』

YG「俺はお前の飯が食えたら健康でいられて助かる」

『私もユンギさんが食べてくれたら作りがいあります。
　一緒だと食べ過ぎもないし、運動もやれるし。』

YG「でももうダイエット食じゃなくてもいいよ」

『でも、せっかく痩せたのであまり変えたくないんです。
　いいですか』

YG「いいよ。お前の好きなようで」

『ありがとうございます』

続けるってことは、とりあえず確かめられたけど。

気になることを聞かなきゃいけない。

YG「‥俺と二人で会ってて大丈夫か」

『なにがですか』

YG「その他の男とか昨日も会ってただろ。見かけた」

『星文堂さんですか。別に大丈夫ですけど』

YG「付き合うんじゃねえの？」

『付き合いませんよなんでそうなるんですか』

YG「こないだ告白されてんの聞いたから」

　

　『聞いてた？』

YG「悪い。昨日も会ってたし、付き合うのかと思って」

『付き合いませんよ。好きな人いるので私』

思いも寄らないワードにドキッとする。

『星文堂さんは、お食事して、お断りしただけです。』

YG「へぇそっか」

好きな人

俺か俺以外の誰かか

天と地の違いだけど

聞くか

『あお祝いのお酒飲みましょうよ。いつにします？』

YG「あーそうだな」

今焦ってきかなくてもいいか。

『今週末にしませんか』

YG「いいよ。どっか店行くか？」

『お店だと食べる物に困るので家でいいですか』

お祝いなんだしって言ったけど、

高カロリーなものを食べたくないしって。

食事は適当に用意するからって言うから、俺は酒を用意して

二人でおつかれ会をすることにした。

週末が楽しみで１週間がんばれる俺は単純だ。