マイナス10kgの恋【YG】 (ページ35)

今日:48 hit、昨日:38 hit、合計:189,511 hit

お誘いページ35

JN「じゃあご飯じゃないお誘いはオッケー？」

『‥えご飯じゃないお誘いとは？』

JN「どっか行くとか」

『‥‥どっかとは？』

JN「うーんどこでもいいけど。山でも海でも。

　普通に映画とかショッピングとか‥ドライブもいいね

　家でゲームとかでも全然いいし」

『えなんでですか』

JN「なんでって行きたいから。」

『ご飯じゃなくて？』

JN「うん。ご飯食べたいわけじゃないから。

　あ Aちゃんのことは食べたいよ笑なんてね」

今のは固まってるだろうな。

そういう冗談言われ慣れてないだろ。

星文堂なんなんだこいつ。

軽いな。

JN「そんなにピンとこない？デートしたいんだけど」

『ご飯じゃなくて‥デート？』

JN「ご飯とデートは違うの？」

『ご飯はよく食べそうだからって、誘われますけど‥
　私をデートに誘う人なんて初めてです』

JN「初めてなんだ。なら余計嬉しいけど」

『なんでですか罰ゲームですか』

JN「なにそれ笑」

『私みたいなデブとデートする理由がありませんよ』

JN「Aちゃん。理由はあるよ。
　
　デートしたいから。一緒にいたいから。それが理由」

はっきり言ったな。

黙って聞いてりゃ、ほぼ告白じゃん。

『いやいやいやいや‥デブですけど‥』

JN「Aちゃんは、可愛いよ。
　明るいし、笑顔も素敵だし。話して楽しいし。

　自分では太ってるって思ってるみたいだけど、
　俺はそう思ってないよ。」

『‥‥はぁ』

JN「それに体型なんて人それぞれだし

　どんな外見でも、好きになったらその人の全てが好きに
　なると思うよ。関係ないよ。

　俺、こうみえて真面目に言ってるから。本気で。」

百点満点の答えだな。

俺だって、思ってる。

外見なんて関係ない。

あいつだから、一緒にいたい。

だけど、先に口にして言われちまった。

JN「初めてならディスティニーランドとか行ったことない？一緒に行かない？」

『え‥‥』

JN「Aちゃんと行けるなら楽しそうだな。
　考えておいてよ」

『‥‥‥』

断れよ。

JN「じゃあ、またね。今日もミンさんがそろそろ迎えに来るんじゃない？」

『ああはい。また』

断らないか。