マイナス10kgの恋【YG】

自覚 ページ33

『‥‥‥あの//』




俺の下で仰向けに寝転がって

俺を見上げるその顔は、赤くなっててなんとも言えない。







YG「お前は女だろ」



『‥‥でもデブだし』




YG「男をあんま見くびるなよ」







身体を動かした拍子に、多分俺の硬いものが

下にいるこいつの太ももに当たった。
　



『‥‥っ///』




YG「悪い」




『‥え‥あ‥///』




YG「わかったろ。俺だって恥ずいんだよ」






そんな恥ずかしそうに真っ赤になるなよ。

いじめたくなるだろ。




YG「おい」



『‥‥//』



YG「こっちみろ」




『‥‥//むりですよ』




YG「いいから」



顔に触れると、ビクッとして目があった。







ギュッと目を閉じたし。






YG「キスしろってこと？」



『‥え ちがっ』




YG「するか」





顔を近づけたけど、

ギュッと目を瞑って全身に力が入ってる。




こんな強引なことして、怖がらせてどうすんだ。








『痛っ』






YG「油断しすぎなんだよ」





『な‥デコピンしないでくださいよ』




YG「男には力で敵わないからな。油断すんな。」




『‥‥もう』



立ち上がって、体を起こしてやった。





YG「押し倒して悪かったな」




『‥‥びっくりしました』





YG「女っていう自覚もてってこと。男にもっと警戒しろ」





『‥はい』





あぶねぇ。





襲ってたら終わるとこだった。





色気がないとか言うなよ。



俺が毎日どんだけ耐えてるか。








そろそろ気づけよ。



痩せてさらに可愛くなってるし



十分に色気もあるし



俺は男だし




女として意識してるし




毎日家で二人っきりだし






汗かいて密着して


変な空気になるぞ普通なら。






女扱いされたいっていうけど


俺のこと男として見ろよまず




女扱いなら 俺がしてやるから。




誰かにとか思うなよ。

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