マイナス10kgの恋【YG】 (ページ31)

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女ページ31

『ふーーーー』

YG「よしあと少し」

『うあああーー』

YG「いいぞもっと」

あと３kg

ディスティニーランドのご褒美が決まってから、さらに頑張っている。

俺も必死だ。

二人でここまでやってきた企画だし、成功してほしい

それはもちろんだけど、
ここまで頑張ったから、単純に応援したい。

痩せて自信つけて、あいつが元気になってくれたら、

それなら俺も嬉しいとか思う。

『背中押してください』

YG「ん」

意識しないかと言われたら、がっつりしてる。

『見て、こんなつくようになりましたよ』

YG「柔らかくなったな」

『ユンギさんの言う通り、ストレッチでほぐしたら
　痩せましたよね。硬かったですもん』

小さくて丸々してて

短い手足で、ジタバタ動いてたな。

今はいつの間にか、しなやかに動くようになってる。

腰もくびれた。

『まだまだユンギさんの足より太いですけどね』

YG「‥‥まぁな。俺が細すぎだから」

かなり痩せたけど、あちこちのむちむち具合は変わらない。

座って足のストレッチをするのを、後ろから抑えてると

身体が密着して変な感じがする。

こういう時は、すごく怖いことを考えることで

なんとか下半身を静かにさせることに成功してる。

できるだけ直視しないように。

これは物だ。

そう思ってみたりする。

『もっと細くないと、女として見られませんよね』

YG「ん？」

『痩せたけど、まだまだデブのくくりに入りますもん。
　やっぱり、細くないと女っぽさや、色気もないですよね』

YG「そんなこともないと思うけど‥‥
　女っぽくなりたいとか思ってんのか。」

『そりゃ思いますよ。
　痩せて健康になるだけじゃなくて、女として見られるくら
　いに、きれいになって、色気も欲しいんです』

YG「そんななくてもいいんじゃね。お前はお前だし。」

スレンダーな美人じゃないけど、可愛いよ。

もう十分色気もあるし。

と俺的には思うけど。

そんなこと言えるか。

『‥じゃ、ユンギさんは私のこと女だと思ってます？』