マイナス10kgの恋【YG】

カロリー ページ25

NJ「Aさん 痩せた？」




YG「ああ 痩せたよ」



HS「やっぱそうだよね！なんか最近やけに可愛いと思ってたんだけど。痩せたんだ!」





俺はあれ以来モヤモヤしてるけど

ダイエットは順調に進んでいる。




今、6kg落ちた。




最近、少しずつ周りが気づくようになったと

あいつも言ってたな。






NJ「顔がシャープになったよな。ウエストまわりも違う」



YG「よくわかるな」



NJ「女性の見た目には注意を払ってるからな」






こいつは細かいんだよなそういうとこ。

髪型変わりましたねとか、爪がキレイですねとか、

よく声かけてるけど。





YG「俺は毎日見てるからあんまわかんねぇけど。
データはとってるから、数字の上ではどんだけ減ったか は知ってるよ」





HS「え〜すごいね。ほんとに痩せさせたんだ」





YG「あいつが努力してんだよ」





HS「毎日一緒に帰ってるでしょ。あれって作戦会議って聞いたけど、なにしてるの？」




YG「ダイエット に付き合ってる」





NJ「筋トレとか？ジム行ってるのか」




YG「いーや、自力。ジム行ったら企画に出せないだろ。
　うちの商品だけでどこまでいけるかやってるから」




NJ「なるほど。お前の企画面白そうだな。」





HS「自力であんな痩せられるんだね。
　 えジムじゃないなら家で？」




YG「おー あいつの家。一緒に飯食べて、運動して‥」




HS「家行ってたの？毎日？」





YG「あいつ食べ過ぎだったんだよ。見張りだ。」




NJ「それにしたって、女性の家に毎日とは」



HS「信じられないよ。すごい仲いいんだね」





YG「仲いい‥のか？」






人には黙ってたから、改めて言われるとそうなのか。




HS「え まさかそういうことになってたりする？」



YG「は？」




HS「彼女の家で二人で運動って‥‥きゃ〜やらし〜」




YG「アホか」



やめろ。

また妄想しちまう。






NJ「でも、マジで運動になるよな。
　 けっこうカロリー消費するって聞いたことあるな」



HS「激しくすれば、ダイエットになるよね。汗もかくし」







NJ「30分で、約100kcal消費できるって。」









わざわざ検索すんなよ。







NJ「女性は70kcalだって。ジョギングより効果あるって」



HS「わぉ。そのダイエットなら続けられそうじゃん♪」





　
　
YG「‥ほんとアホだな お前ら」





その話は今の俺にはシャレになんねぇわ。

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