マイナス10kgの恋【YG】 (ページ22)

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サインページ22

どうした俺。

ほんとにマジでどうした。

家に帰ってシャワーを浴びながら、頭と下半身を冷やした。

仕事仲間だろ。

毎日一緒にいて、距離が近いけど、あいつは後輩だ。

確かに３キロ近く痩せて、ちょっと細くなったにはなった。

でも、あいつの風呂上がりに反応するなんて

あり得ない。

ブーちゃんだぞ。

俺はぽっちゃりがタイプのつもりはない。

別に細いのがタイプでもないけど。

外見なんて特にこだわりないけど、

普通に美人とかスタイルいい女はいいなと思う感覚はある。

このモヤモヤ‥ムラムラ‥なんか変な気分だった。

あれか、あまりに恋愛と遠ざかってたからか。

久しぶりの女の肌に反応したんだろ。

そうだきっとそうだ。

最近やってなかったしな。

そろそろ身体がヤバいぞってサイン出してきたか。

YG「‥‥」

久々‥やるか。

なんかそんな気分だ。

俺も男だ。

風呂を出て、動画サイトを久々に漁る。

　

YG「‥‥なんか違うな」

こんなだったか。

久々に見たけどスイッチ入りづらいな。

なんか迫力に欠けるっつうか、ムラムラしない。

YG「‥おっ」

この女優さんいいな。

“むちむちＯＬの〇〇〇〇”

いやなにに反応してんだ。

ヤバイだろ俺

俺はいつからむちむち専門になったんだ。

でも、前はないなって思ってたけど、全然イケる。

むしろすげぇいい。

え俺は好みが変わったのか。

やめよう。

あいつの顔しか浮かんでこない。

これでぬいたら、
俺は明日からあいつを普通に見る自信がない。

寝よう。

無心だ無心。

無になれ。

今日見たあいつの白い肌も

むちむちの胸も

頭から消え去ってくれ。