マイナス10kgの恋【YG】 (ページ21)

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反応ページ21

YG「あのなぁ‥‥体型気にしてるわりに、
　こういうのは気にしないのかよ」

『‥ユンギさんには普段から全部見られてるので』

YG「いや、肌出すのに抵抗ないのかよ」

『肌は‥ないですね。人前は無理ですよもちろん』

YG「俺は人じゃねぇのか」

『ハハハ笑』

なに笑ってんだよ

ほんとなんの意識もされてないのがよくわかる。

『うちの家族、ほぼ裸族なんですよ。
　デブだから暑がりで、家の中では下着は当たり前で。
　父親なんて、パンツすら履かなくてさすがに嫌でしたけど
　すみません、みっともなかったですね』

YG「‥へぇ。そりゃ平和な家族で。」

『引いてます？友達には笑われましたねそういえば』

YG「‥そりゃぁ女子だからな一応」

『私なんて女子のくくりに入らないですよ〜』

笑いながらおもむろにソファに座る俺の前に来た。

『ユンギさん！見てください。
　お腹！ちょっと細くなったと思いません？』

YG「確かに‥」

『ズボンのウエスト、ブカブカになったんです』

YG「へぇ」

近い。

『横腹っていうんですかね、ここがへこんだんです』

目の前でむちむちさせんな。

『くびれ？ってやつですか？まだこれは違うかな』

いやまだくびれじゃない。

『あーもっと細くなりたい。あと少しで50kg台突入なのに』

腰をくねくねさせんな。

『ね、ユンギさん？』

正面から覗き込まれて、

視界が完全にこいつの顔と胸の皮膚でいっぱいになった。

YG「おーいい感じだな。
　じゃ、帰るわ。長いこと悪かったな」

『はーい。また明日。おつかれさまでした』

すぐに出た。

何でもないみたいな顔したけど、焦った。

見られたくなくて、

隠しながらあいつの部屋を出た。

なんで反応してんだよ俺のは。

いや、ないわ。