マイナス10kgの恋【YG】 (ページ18)

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信用ページ18

『‥すみません。気を許しすぎですかね』

YG「まぁ別にいいけど」

冗談なんだけどな。

なんか真剣な顔になったな。

『ユンギさんには、体重も何もかも知られてるし、

　こうやって家の中も、食べてるものも知られてるし。

　こんな汗だくでみっともないとこ全部見られてますから』

YG「まぁな。確かに。女子がよくこれだけ見せるよな。」

『え〜ユンギさんが言ったんじゃないですか』

YG「普通に恥ずかしいし嫌だよな、よく考えたら。悪いな」

『‥いえ。全然です。
　おかげで、避けてきた自分の弱さに向き合えてます。

　体重計のるのも、食べ物見直すのも、逃げてたから』

YG「そうか」

『それに、ユンギさんだから。全部見せてます。
　ユンギさんは、私がデブでもこんなんでも、
　誰に対しても変わらない人だから、信用してるんです』

YG「なんだそれ」

『ユンギさん、正直に何でも言ってくれるから。
　私がデブでも、普通に接してくれて嬉しかったんです』

YG「別に普通だろそんなの」

『普通じゃないんですよ。デブだと、いろいろわかるんです。可愛い子と比べて態度の違う人がほとんどですよ。』

YG「そうなのか？」

『表面上は優しくにこにこ話してくれても、
　裏ではデブだとかそういうのはもう言われ慣れてます。

　でも、ユンギさんは多分全く裏表のない人だから』

YG「裏表‥ね。まぁ表の顔も愛想よくないからな」

『裏も何もないですよね笑』

YG「バカにしてんのか」

『してませんっ尊敬してます』

全く

なんていうか、こいつは

世話が焼けて、ほっとけない。

ついつい構ってる。

部活の後輩にいたよなこういうやつ。