マイナス10kgの恋【YG】

部屋 ページ14

『‥ええと‥適当にお寛ぎくたさい‥』



YG「ん ありがと」




迎えに行ってるうち、夜ご飯一緒に食べませんかって頼まれた。




一人だと食べ過ぎちゃうって。




俺も、食事の内容は詳しく知っときたいし、

まぁこいつとなら気も遣わないしいいかなと。




それにしても女子の部屋なんて何年ぶりだ。


一応可愛らしい部屋してんだな。






『〜♪』




楽しそうだな。
鼻歌歌いながら料理してる。





YG「へぇ 手際いいな」


『はい？』


YG「料理できんだな」



『あ はい。食べるのも作るのも好きなんで』



YG「野菜いっぱいでいいな。こんなに種類たくさん」



『実家が農家で、たくさん送ってくるんです』




YG「いつも野菜メニューが多いのはそういうことか。
　 栄養バランスはバッチリだろ。痩せられそうだな」



『あと少しでできます待っててくださいね』








リビングで少し待たせてもらうと、
お待たせしました〜って料理を運んできた。



YG「手伝うわ」




『ありがとうございます』




YG「いい匂いだな」




『いただきまーす』


YG「おい」



『はい』



YG「これ何人前だ」




『２人前です』




YG「多いだろ」



『え 多いですか』




俺の感覚だと、３、４人前。

家族で食卓囲んでんのかって感じだけど。





YG「いつもこの量？」



『いつもはこれの半分です。でも最近はこれでも少なくて‥』




YG「多いと思うけど。おまえの中ではこれが普通なのか」



『実家はもっと多いので‥え そんなに多いですか』




YG「多いよ。誰かに指摘されたことない？」



『家に人呼んで食事なんて‥友達くらいで』


YG「何も言われないのかよ」



『よく食べるねとは。みんなが小食なのかと‥‥』



YG「‥栄誉バランスはめちゃくちゃいいけど、
　 単純に量が多くてカロリーオーバーなのか。
　 写真じゃわかんなかったわ‥‥」




『‥‥やっぱデブの理由は、ちゃんとあるんですね』



YG「落ち込むなよ。悪いことじゃない。」

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