苦手だって【HS】

口づけ ページ42

『ん‥‥』





気持ちよさそうな声。




今日はお互い酔ってるから、お酒の匂いと

高めの体温で、ぼーっとする。





HS「とりあえず中入ろ」




キスを中断して、部屋へ入る。







彼女はソファに座ったかと思ったら、そのまま横になった。






HS「布団で寝ないと」




『う〜ん』




荷物を片付けて、ソファにいるAのところへ。




HS「水飲む？」




『うん』




HS「ほら 一口飲んだら」






水を持ってきたけど、目が開かない。




『飲ませて』




HS「はいはい」




コップを口に近づけたんだけど




『ん〜いや』



HS「いらないの？」




『くち』





HS「ん？」




『くちで‥』




なるほど


ほんとに世話の焼けるお姫様だよ。






水を少し口に含んで、彼女に口づけた。






『ん‥』





少し苦しそうにしながらもごくっと一口のんだらしい。







HS「わかる？布団行かない？」






『んんん』





首を微かに横に振ってる。





HS「ここで寝るの？」





『チュー もっと』






唇を突き上げて、キスをねだってる。




HS「はいはい」





チュッと軽く触れると、離れかけた俺の頭を逃すまいと

掴んできた。





『ん〜 もっと』






HS「もっと、したいの？」





『ん』






HS「俺は誰でしょう」



　


『ん』





HS「言えなきゃしない」




『ん〜』





HS「ほら、俺はどこの誰なの。誰とチューしたいの。」






少し意地悪だけど、最低そこは確認しときたいからね。




『‥ホソクさん わたしの彼氏』





HS「よく言えました」






もう一度キスを落とすと今度は彼女の方から口を開いて、
舌を絡めてきた。





酔うといつもの何倍も積極的になるんだよな。




HS「俺帰っていい？」




『やだ』
　



HS「ハハハ」





『もっとする』






止まらない。


どんどんと激しさを増していく。






『チュー もっとするの』





今日はもう彼女の言うがまま。

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