苦手だって【HS】

酔っ払い ページ5

チューって





目の前でキスを迫る女の子




わけわかんないけどとりあえずガード







誰だよこの子は







‥可愛いけど










このまましちゃったりして？





なんてこと考えてるんだ













「A？！」








ああ誰か来てくれた






よかった




　

「ちょっと!なにやってんの!！」




入ってきたのは目の前の彼女と同じくらいの年の女の子。





『ん〜ブッチ〜』



「ちょっと!しっかりしなさいよ」





顔をペチペチと叩いて、正気に戻そうとしてる。
　



「またやったの？なんで男の人が‥なにやってんのもう」



『だってブッチいないから〜』






一体なんなんだ。






HS「‥大丈夫かな？俺は‥失礼しますね」












ブッチとか呼ばれてる友人らしき女の子が、俺の方を向いて謝ってきた。









「すみませんでした」




HS「いえ、まぁ、酔っ払ったんですね」





「あなたは‥なんで」




HS「いやたまたま部屋間違えて‥すみません」




「そうだったんですね」




HS「じゃ‥」






部屋を去り際に、さっきの女の子が気になって振り返った。





ぐったりとして、机にまた伏せてる。




　





可愛い顔した女の子。



かなりの酔っ払いちゃんか。
　

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