苦手だって【HS】

祝杯 ページ40

「おめでと〜」





今日は3人で食事会。




私達と、ブッチで。



付き合い始めてから、初めて3人で会った。







「うまくいくといいなって思ってたんだよね〜」




『ありがとね』




ブッチに報告した時には、すごく喜んでくれた。


今日もとっても嬉しそうにビールをジョッキで飲んでる。





HS「けっこう前からバレてたよね、多分」




「うん。お互いに好きだろうなとは思ってたよ」




『そうなの？』




「だって、でなきゃ、何回もキスしないでしょ」



『それは‥私が酔ってたから』



HS「いや、俺はちょっと狙ってたけどね」



『なにそれ』



ホソクさんは次のお酒を頼みながら、そんなことを言った。





HS「酔うときはそばにいれば、ね。あわよくば‥なんて」




『そうなの？』




HS「うーん、半分はほんと笑。心配もしてたけどね。」




「キスから始まる恋だったわけね」




『もう、恥ずかしいからやめて』




二人してニヤニヤ笑ってるし。





「ほら、今日はハイボール何杯までイケるかやってみよ」



『いや、いいよ〜』




「ビールの次に出るんでしょ。
　お店で出すなら飲めるようにしとこ」





『だけどね、飲み過ぎちゃうから』



HS「最近止められるときもあるじゃん。」



「そうなの？てか彼氏がいるんだから、問題なくない？
　キスしたかったら好きなだけすれば？」




『こんなとこで‥恥ずかしいでしょ』



「今まで何回こういうとこで酔っ払ってきたのよ」




『ごめんなさい‥』




ハハハって笑いながら、とりあえずって

私の分のハイボールを頼む彼。





『もう‥二人して、楽しんでるよね』





おかわりが届いたら、改めて３人でカンパーイって
わいわいこんなに気楽に飲むのは、初めてかもしれない。


信頼できる二人がいれば、
大丈夫って思って飲むことができた。

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