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正気 ページ25

『ン‥‥‥』




触れるだけのキス




でも、その柔らかい唇の感触に夢中で、





長い長いキスをした。






迫ってきたのはAさんだよ。








いいなと思ってる女の子の部屋


ベッドの上で絡まれて


チューしてって言われてさ。





何もしない男がいたら尊敬するよ。





このまま、身体も触っていい?



これは不可抗力。

仕方のないことだって言い訳ができるよね。









キスしたがってただけあって、

俺の唇に気持ちよさそうに吸い付いてくる。





好きなんだろうなキスが。







キスが好き‥なんだよな。








俺のことは?







‥‥‥






ダメだ。






何をしようとしてるんだ。









そっと彼女から離れて、



ベッドに座った。






『ん‥ん‥』




俺を探るように手をベッドの上に這わせて、
悩ましい声を出してる。





HS「Aさん。俺のことわかってる?」



『‥ん』



HS「どっち」




『‥‥』



そうなんだな。



わかってたら、正気なら、キスなんて迫らない。





つまり俺は、誰でもない。



ただのキスの相手。





明日には何も覚えていない行為。





虚しい。






なんとも言えない虚しさと、悔しいのと悲しいのと

よくわからない感情でいっぱいになる。






HS「俺のこと見てよ」







HS「目開けて」






HS「Aさん ねぇ」





肩をとんとんと叩きながら、耳の近くで声をかけた。







うっすらと彼女の瞼が上がり、きれいな瞳がこちらを見た。






目と目がピッタリあった。













HS「わかる?」





『‥‥ホソクさん』





HS「そう俺」





『‥‥っえっ』






HS「気づいた?」






『‥あ‥ここ 部屋 わたし‥ああ』






頭を整理してるようだった。




『‥ごめ なさい 迷惑かけましまよね』



手で顔を覆って、謝っている彼女は、俺と何をしたのかおおよそ見当はついてるんだろう。





HS「困るよ酔っ払いさん。」



『ごめんなさい』




HS「帰るね」




ベッドから立ち上がりかけて、彼女の顔を見たら

止まれなかった。







もう一度、彼女の唇に触れた。




そっと重なる感触



でもさっきと違うのは、彼女の唇から戸惑いが感じられる。






HS「これは忘れないで。」




えっ‥って顔して、固まった彼女




HS「またね。おやすみ」





そう言って俺は、部屋を出た。

友の家→←勢い



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ごまきち(プロフ) - りぃさん» ありがとうございます☺同じお気持ちの方がいて救われます(T_T)楽しんで推す、私もそうしたいです (2023年3月28日 4時) (レス) id: c587f96da5 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ(プロフ) - 完結お疲れ様でした(^^)いつも楽しく読ませて頂いておりました。そして、あとがきの…それな!過ぎて(T_T)リアコだの関係なく、好き過ぎて辛い期有りますよね^^; 公式もこちらの世界も今後も楽しんで推して行きたいです!次作も楽しみです(^^) (2023年3月28日 3時) (レス) @page45 id: ec20f9f1b8 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - sumikoさん» そうですよね(T_T)希望そのものです。 (2023年3月27日 21時) (レス) id: c587f96da5 (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - ユンギを押しですが、ホビタンの兵役を聞いた時は涙が止まりませんでした。みんなの希望ですから当然ですよね。(´;ω;`) (2023年3月27日 12時) (レス) @page45 id: fdb03919c8 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - フネ55さん» ありがとうございます☺ホビたん楽しんでいただけるよう頑張ります☆ (2023年3月16日 19時) (レス) id: b7a5f11bb3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ごまきち | 作成日時:2023年3月8日 7時

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