苦手だって【HS】

送り ページ23

家に送ってきたはいいけど‥





HS「起きて〜Aさん」





『‥ん〜』






こうなると本当にわかんなくなるんだよな。




多少は自分で動いてくれるから、
肩を支えて、部屋まで送った。




住所によると、3階だったよな。



　






エレベーターに乗って3階までいき、部屋前までやってきた。







HS「ここでいい？」




『ん』



半分居眠ってるので、鞄から鍵を出して開けてあげた。




中へ入るのは‥ちょっとどうかなと一瞬考えたけど、
この子をとりあえず寝るとこまで連れてかないと。







HS「どこ寝室」






リビングの隣の部屋にベッドを見つけたので、
とりあえずそこまで連れて行って、そこへ寝かせた。







HS「苦しくない？」



ウエストの締まったスカートみたいだから、聞いてみるも返事はない。











疲れた。




ベッドの横に座って、ちょっと休憩。




部屋に入っちゃったけど‥よかったかな。




いや、これは仕方ない。むしろ俺はお世話をしてあげてる。



　









部屋をぐるりと見渡すと、女の子っぽいキレイな部屋。




予想通りだ。







あ 見てはいけないものがかかっている。




リビングの隅には洗濯物。







‥‥可愛い色。



‥‥予想通り。







俺は何やってんだよ。







帰らなきゃだけど、鍵どうするかな。








HS「帰るよーAさん」









肩をポンポンとすると、突然むくっと起き上がった。





HS「おおっ気づいた？」




『‥‥‥』





HS「帰るね。鍵かけとこっか。ポストに入れるから。」





『‥‥やだ』





HS「え」





『‥やだ』





HS「やだって」

















『‥‥チューしよ』












おいおいおい






HS「Aさん。ストップ」





『ん チュー』






マジか。

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