オジャマ ページ38
「フフフやだ〜クリームついてますよ」
TH「おいしいこれ」
スタイリストさんと衣装の確認を済ませ、控室の前まで戻ると、扉を開ける前から楽しそうな笑い声がした。
なんだ、普通に話してるじゃん。
素で話すの苦手なのかと思ったけど、全然普通に話してる。
彼女も全然訛りや子どもっぽい話し方を受け入れてる感じ。
よかった、のかな。
彼が気を許せる人が増えたってこと。
それも、仕事相手。
彼にとっては楽になるのかもしれない。
でも、何だろう。
このモヤモヤは。
多分、さみしいって言葉が一番しっくりくる。
彼の秘密を守ってきた自分は特別だと思ってたのかな。
別に私だけが知ってたわけじゃない。
私だけが特別なわけじゃない。
そう思い知らされて、
改めて、彼は遠い存在なのだと、
自分はただのサブマネージャーなのだと感じる。
なんとなく中へ入れないでいたら、
向こうからやってくる人が見えた。
JM「Aさん、おつかれさまです」
『あ、おつかれさま』
JM「あの、、突然だけど、今日このあと時間ないかな？
前言ってたお店、空いてるみたいでさ。
一緒に行かない？」
『あ、あの人気のとこ？』
JM「うん。Aさん行きたいって言ってたから。
今日俺も早く上がれそうだから、どうかなって。」
食事かぁ。
食事ね。
TH「ハハハ笑なんで〜」
中から、楽しそうな笑い声が聞こえた瞬間、それを振り切るように、返事をした。
『うん‥‥わかった。行く。お願いします。』
JM「やった♪じゃあまた終わったらメールするね。」
優しい目。
『うん……ありがと』
JM「？‥どした？なんか泣きそうな顔してるけど？」
ちょっとだけジミンくんの笑顔に甘えてしまいたくなった。
情けない。
『ううん‥なんでもないよごめんね』
「じゃあ、またねＶさん」
ちょうど可愛い声で彼女が部屋から出てきたところだった。
目があった。
キレイな整った顔で、ニコって笑われた。
「どうもオジャマしました〜
あっすみませんお二人のオジャマもしてますか？」
私とジミンくんを交互に見て、そう言った。
『‥別に』
JM「じゃあAさん、あとでね。
今夜楽しみにしてる。」
ジミンくんは声を被せるみたいにしてそう言った。
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ごまきち(プロフ) - フネ55さん» ありがとうございます☆ちょっとジミンスパイスを入れてる最中です。お付き合いくださり感謝です☺ (2023年1月29日 11時) (
レス) id: 1debce441c (このIDを非表示/違反報告)
フネ55(プロフ) - お話、とても面白いです！ジミン君との関係が動き出してワクワクしてます…！いつもマメな更新ありがとうございます！ (2023年1月29日 8時) (レス) id: 1e34f72837 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - にゃんさん» ありがとうございます☆ドキドキをお届けできたら嬉しいです☺ (2023年1月28日 14時) (レス) @page42 id: 1debce441c (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - お話しとても好きです。更新の度にドキドキ♡ (2023年1月28日 9時) (レス) id: 9fec16a902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまきち
| 作成日時：2023年1月22日 11時
