はい お嬢様【JN】

恋人デート ページ41

今日はデート。






付き合って初めての二人でのお出かけ。







お嬢様と執事として出かけたことは何度もあったけど、
私の用事に付き合ってもらってるだけだった。




『今日は執事はやめてね』





家を出るから執事モードはやめてもらいたい。



今日は恋人モードでラブラブするんだ、そう決めていた。








『いってきます』





「今日は私達も遅くなるから夕食もいらないし、二人でゆっくりとしてきなさい」




父と母も外出するので、気にせずデートできそう。





JN「ありがとうございます。お嬢様お預かりします」







いつもより歩きやすくて大人っぽい格好をして、ソクジンとでかけた。





ソクジンは、執事のときはスーツばかりだけど、
私服は普通のお兄さんみたい。





ジーンズにニット、スニーカー。






『フフフフ///』





思わずにやけてしまう。




JN「何？」





あ敬語がとれた。


この瞬間がいつもドキッとする。





『カッコいいなと思って。』





JN「普通だよ」





『スーツじゃないの新鮮だもん。
　こうしてると本当に恋人みたいで幸せ』




JN「恋人でしょ」





『フフそうだよね。幸せすぎる』





JN「まだこれからだよ。今日は楽しもう」




手を繋いでくれて、目があった。




『フフ大好き』




JN「外でも言うんだ//」













二人で映画を見て、カフェでお茶して、買い物をして、

その時の気分であちこち回ったりして。






本当に楽しかった。






夕食は二人でお酒の飲める居酒屋へ行った。






もっとおしゃれで高級なところの方がって言われたけど、
行ってみたかったし、普通のところで彼と過ごしたかった。






『今日こそは飲めるね』





JN「本当は気が引けるんだけど」





お酒は好きらしいけど、普段は執事モードなので屋敷では飲まない。




屋敷に泊まらない日は自分の家で飲むらしい。






二人でたくさん食べて、たくさん飲んだ。







JN「あ、これ 忘れないうちに。」





店を出る時に、ソクジンは小さな紙袋を渡してくれた。




『何？』




開けると中には、さっき雑貨屋で見つけたイヤリング。

すごく私の好みで、可愛い〜って買おうか悩んだやつだ。




『買ってくれたの？いつの間に』



JN「ちょっとした間にね。」



『ありがとういいの？すごく嬉しい』



JN「初めてのデートだしそれっぽいことしたくてね。
　 ちょっとカッコつけたよ笑」

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