恋 ページ5
私は、彼のことが好きだ。
物心ついたころから一緒にいて、本当の兄のように慕ってきた。
男性として意識したのは、
彼が大学生になった頃。
すっかり大人の男性になっていて、ドキドキしたのがきっかけだったように思う。
背も高くて、骨格もしっかりして、本当にあのソクジンかと思うほど、見違えてしまった。
顔は昔から可愛らしかったけど、それが大人になって、あんなにハンサムになるなんて。
うちで働き始めた彼は、シュッとしていて、
スマートで、本当にかっこよかった。
一緒にいるうちに、恋心に変わるのはあっという間だった。
『ねぇ、ソクジン』
JN「はい お嬢様」
『英語、教えて』
そう言って、お願いすることもしばしば
『私の部屋来てよ』
JN「いえ、リビングで。もしくは書斎で。」
彼は私の部屋には入らない。
私が、女性だから気を遣っているんだろう。
それどころか、密室に絶対にならない。
リビングでも書斎でも、どこであっても、
私と二人きりの状況になると、ドアを閉めない。
二人きりの密室を避けるのだ。
私とは親密になれないんだ。
その事実がいつもとても悲しい。
『別に二人きりになってもいいでしょ』
JN「よくないかと」
『何で？昔からの仲でしょ。』
JN「私はあくまで使用人ですから」
『使用人だとなんでダメ？』
JN「執事としての仕事の範囲を超えた親密な関係は
不適切です」
『不適切‥‥へぇ』
悲しい。
いつもきっちりと線を引かれて、踏み込むことができない。
『わかった。もういい。』
こんな風に拗ねるなんて、私は相変わらず子どもだ。
JN「では、いいんですか。仕事のレポートの翻訳、お一人でやるんですね。それでは私は失礼します」
『待ってよ。』
JN「何ですか」
『手伝って』
JN「‥仕方ないですね」
ため息をつきながらも、微笑むんだ彼は。
冷たいくせに何だかんだ優しいところが、嫌いになれない。
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ゆい - ごまきちさん» わかります！！私もみんな好きなんですけど、たまに「あ〜ホソクもいいな〜」とか「テテ可愛いな〜」とか思ったりします！(笑) (2023年3月24日 11時) (
レス) id: 15a6fad6dc (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - ゆいさん» わたしはゴリゴリのナムペンです。でも全員大好きです☺ (2023年3月23日 17時) (レス) id: c587f96da5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - ごまきちさん» やっぱり自分の推しを無意識に追うのって、みんなやっちゃうんですかね？ごまきちさんは誰ペンなんですか？ (2023年3月23日 11時) (レス) id: 15a6fad6dc (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - ゆいさん» 祝ジンペン。無意識に追うってのが、やっぱり好きのサインですよね〜わかります。 (2023年3月22日 18時) (レス) id: c587f96da5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - お久しぶりです！あの後ジンペンになりました！！このお話が完結して1週間もありませんでした(笑)私がジンペンになれたのは、紛れもなくこのお話のおかげです！！本当にありがとうございます😊今ではバンタンの動画見てる時、無意識にジン君を目で追っています(笑) (2023年3月22日 17時) (レス) id: 15a6fad6dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまきち
| 作成日時：2022年12月5日 6時
