塩からの ページ40
『おやすみなさい』
お風呂から出て、自分の部屋へ向かった。
予定の管理をしてるのか、手帳を見て難しい顔をしてるソクジンに声をかけた。
JN「おやすみなさいませ」
こちらをチラッとしか見ない。
あれから家では指一本触れてこないソクジン。
親に見られるのが相当嫌だったんだろうな。
真面目でクールな彼は、執事である以上は
それを貫くタイプなんだろう。
まあわかるけど。
ソクジンとラブラブなんて、想像つかない。
それでも、さっきのユンギさんのことへの態度といい、
最近の塩っぷりに、落ち込んでくる。
今まで私の方からねだってばっか。
想いが通じたのだって、きっかけは私が裸で抱いてって迫ったからだし。
押して押して応えてもらった、みたいな。
あれからそういう行為は一度もない。
私やっぱり魅力ない？
初めてだし、色気もないし、正直面倒くさいのかな。
だめだ。悪い方にしか考えられなくなってる。
まぁ家にはみんないるし、それはさすがにできないとしても、キスやハグくらいは恋人ならしたいな。
そんなことを考えながら階段を上がり、自分の部屋の前まで着いた。
『はぁ』
一つため息をついていると、下から人の足音。
『ソクジン』
いつものクールな顔でこっちを見ながら私の前まできた。
『どうかした？』
階段の下をチラッと確認すると、
黙って私の身体を惹き寄せる彼。
肩を優しく抱かれて、彼の腕の中に閉じ込められた。
わあ 幸せだ。
前もこうして突然ハグしてくることがあったな。
『どうしたの今日は。嬉しい』
JN「嫉妬させるからね」
『‥嫉妬？ユンギさんのこと？』
JN「行くなよ。」
『さっき言ってくれればよかったのに』
JN「執事のときは言えないよ」
『今は執事じゃない？』
JN「ギリギリ執事」
『えー』
でもこうして部屋の前まで来てくれただけでも嬉しい。
『部屋入る？』
JN「それはなし」
『いいじゃん。バレないよ。』
JN「そういう問題じゃない。もう戻るね。」
『ソクジンのけちー』
腕が緩んで、体が離れた。
JN「入れば襲っちゃうから。その時は覚悟して。」
耳元でボソっと言うから、照れて顔を上げた。
彼からの甘いキス
しばらくこれで生きていけそう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 854人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆい - ごまきちさん» わかります！！私もみんな好きなんですけど、たまに「あ〜ホソクもいいな〜」とか「テテ可愛いな〜」とか思ったりします！(笑) (2023年3月24日 11時) (
レス) id: 15a6fad6dc (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - ゆいさん» わたしはゴリゴリのナムペンです。でも全員大好きです☺ (2023年3月23日 17時) (レス) id: c587f96da5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - ごまきちさん» やっぱり自分の推しを無意識に追うのって、みんなやっちゃうんですかね？ごまきちさんは誰ペンなんですか？ (2023年3月23日 11時) (レス) id: 15a6fad6dc (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - ゆいさん» 祝ジンペン。無意識に追うってのが、やっぱり好きのサインですよね〜わかります。 (2023年3月22日 18時) (レス) id: c587f96da5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - お久しぶりです！あの後ジンペンになりました！！このお話が完結して1週間もありませんでした(笑)私がジンペンになれたのは、紛れもなくこのお話のおかげです！！本当にありがとうございます😊今ではバンタンの動画見てる時、無意識にジン君を目で追っています(笑) (2023年3月22日 17時) (レス) id: 15a6fad6dc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ごまきち
| 作成日時：2022年12月5日 6時
