ノンストップ ページ17
翌日になっても、ソクジンは普通だった。
朝から他のお手伝いさんたちと打ち合わせしたり、父や母と会話したり、滞りなく仕事をしている。
あれは何だったんだろう。
なかったことになるの?
わたしは、振られたの?
わからない。でも、なかったことになんてしない。
『ねえ ソクジン 』
JN「‥はい」
部屋には誰もいない。
『昨日なぜ抱きしめたの?』
JN「‥‥今聞きますかそれ」
クールな顔が、少しだけ動揺したのがわかった。
『いつならいいの。夜?二人で会えるの?』
JN「それは‥‥」
『じゃあ今話す』
JN「勘弁してください」
『すぐそうやって避けるのね』
JN「仕事中ですから」
前で手を組んで、いつものかしこまったスタイルを崩さない
『あなたにはここでは仕事じゃない時間はないんでしょ。』
JN「そうですね」
『じゃあ、夜私の部屋に来て』
彼の目の前まで行って、下から真っ直ぐに顔を覗き込んだ。
やっぱり少し動揺してる。
こんなソクジンはあまり見たことがない。
JN「それはできません」
そう言われると思ったけど、もう引かない。
『わたしは、好きだって言ったでしょ。
好き。ソクジンがちゃんと向き合ってくれるまで、
何度でも言うから。』
JN「他の人に聞かれますよ」
『だからなに。別にいい。』
JN「はぁ」
『聞かれたくないなら、二人きりの時間をつくって。』
ついに呆れたかな。
JN「とにかく、部屋で二人きりにはなれません。」
『ソクジンのけち』
でも、冷たい目で見られてるわけじゃないとわかる。
彼の腕の下から背中に手を回し、抱きついた。
『好き』
一度口にした気持ちは、もうストッパーが壊れてしまった。
JN「‥‥お嬢様」
『誰もいないから』
こんなに好きなんだよ。
少しは伝わってるでしょ。
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ゆい - ごまきちさん» わかります!!私もみんな好きなんですけど、たまに「あ〜ホソクもいいな〜」とか「テテ可愛いな〜」とか思ったりします!(笑) (2023年3月24日 11時) (レス) id: 15a6fad6dc (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - ゆいさん» わたしはゴリゴリのナムペンです。でも全員大好きです☺ (2023年3月23日 17時) (レス) id: c587f96da5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - ごまきちさん» やっぱり自分の推しを無意識に追うのって、みんなやっちゃうんですかね?ごまきちさんは誰ペンなんですか? (2023年3月23日 11時) (レス) id: 15a6fad6dc (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - ゆいさん» 祝ジンペン。無意識に追うってのが、やっぱり好きのサインですよね〜わかります。 (2023年3月22日 18時) (レス) id: c587f96da5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - お久しぶりです!あの後ジンペンになりました!!このお話が完結して1週間もありませんでした(笑)私がジンペンになれたのは、紛れもなくこのお話のおかげです!!本当にありがとうございます😊今ではバンタンの動画見てる時、無意識にジン君を目で追っています(笑) (2023年3月22日 17時) (レス) id: 15a6fad6dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ごまきち | 作成日時:2022年12月5日 6時