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最近、先生に新たなルーティーンができたらしい。




今まで講義室と研究棟を行き来するだけだったのが、
図書館に寄ってそのあと、学内のコンビニでコーヒーを買っているのだ。


相変わらずストーカー並みに先生を観察してるため、
一日の動きは把握してしまうのだ。




お近づきになりたいんだけど、コーヒーは飲めないしな。




講義の後は他の子に話しかけられてるし、なかなか話すこともできてないので、図書館で会ったときがチャンスかなと思い、声をかけた。





『先生』



NJ「あ こんにちは 勉強ですか」



『はい。先生は?』



NJ「俺は読書が趣味なので。今までは買ってましたけど、
  ここで借りればいいかなと思って。」



『オススメの本、ありますか?読んでみたいです』



かなりの勇気を出した。少し前の私なら考えられないな。




NJ「どういうのが読みたいですか?ジャンルは?……」





先生は、いくつかのオススメを教えてくれた。

わたしは、その中からとりあえず3冊借りることに。





一緒に図書館を出て、階段を降りていった。




NJ「これから読書タイムです。」


『いいですね。私もそうしようかな。講義終わったし。』


NJ「僕は好きな場所があって、良かったら行きます?」


『‥‥ハイ!』







嬉しい。

先生から誘ってもらえるなんて、夢のようだ。

今日の私はついている。




連れて来られたのは、研究棟の先生の研究室の方の中庭。

私は来たことがないところだ。



『わぁーいいですね。』


NJ「ここで、コーヒー飲みながら読書です。昔からお気に入りなんですよ。」




静かで、緑があって、とても落ち着く。



先生はそこにある一つしかないベンチに腰掛けると、
座りますか、と声をかけてきた。






隣って。

幸せすぎる。




ベンチの端の方に座り、先生が読書する横顔を少し見る。

わぁーかっこいい。





ドキドキしてどうにかなりそうだったので、本に集中しようと、前を向くけど、なかなかドキドキはおさまらない。



でも、徐々にその空気が心地よくなってきた。



穏やかな時間だな。






日が適度に温かい。


日陰もできて、暑すぎない。




隣に大好きな先生。




すごく幸せだな。




しばらく読んで、先生と別れた。



『ありがとうございました。また、ここ来てもいいですか』


NJ「もちろん。また」




先生のお気に入りを、また知ることができた。

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ごまきち(プロフ) - haru418さん» ありがとうございます!大好きなナムの魅力を感じていただけたら本望です! (2022年11月27日 4時) (レス) @page44 id: 0dbf849285 (このIDを非表示/違反報告)
haru418(プロフ) - このお話しのナムさん、最高にキュートです。更新楽しみにしています! (2022年11月26日 22時) (レス) @page41 id: 51924f2e98 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - tyaiさん» ありがとうございます☺ナムの魅力が届きますように‥! (2022年11月26日 15時) (レス) @page19 id: 0dbf849285 (このIDを非表示/違反報告)
tyai - すごく面白いです。どうしたらそんな素敵なお話が書けるのですか?大好きです!頑張ってください。 (2022年11月26日 8時) (レス) @page31 id: 4eebb26101 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - lalacampanella3さん» ありがとうございます☺一つの話の最中はその人に恋してしまうので、完結したい派でして。励みになるお言葉です☆ (2022年11月26日 6時) (レス) @page31 id: 0dbf849285 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ごまきち | 作成日時:2022年11月23日 10時

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