あなたを支えたい【HS】part2

助け ページ18

『あの、困ります』




「あいつらにできて、俺にはできないんだ」




ウヌさんは、人のいない通路の奥へとわたしを連れて
いった。




怖いけど、私は彼らのスタッフとして、毅然と断らなくてはいけない。





『仕事なので』




「本当に仕事？実は夜のお世話してるとか？」




『何ですかそれ』




「あいつらの夜の相手になって支えてるんじゃないのって」




『そんなわけないでしょ』




「この世界は噂が独り歩きする怖い世界だからね、
　俺が言えばすぐに拡がると思うけど。」




『やめてください。誰も信じませんよ』




「そうかな。あいつらを妬んでるやつなんてたくさんいる
　それにあなたに誘惑されたって言うと信憑性が増すよね」




『本当にやめてください。人呼びますよ』




「呼んだら？」



手首を掴まれて、耳元で囁かれる。



息を吹きかけられ、鳥肌が立つ。




「あなたが悦んでるような写真、撮ってもらおうか」




怖くて、声が出ない。







「何やってんだよ」





助けて。





そこへ現れたのは




HS「……なにやってるんだって」

YG「ホビ 落ち着け」




NJ『これは‥何ですか？』









私の大好きな人たち。





ウヌさんは、
パッと手を離して



「いやぁ、俺にもカウンセリングしてよって頼んでたんだよ。この先生、誰でもみてくれるって噂聞いてさ」




嘘。





最低な人。





NJ「そういうことは事務所を通してください。困ります」





HS「……やめてください」





ホソクさんはすごい目つきで睨んでいた。





怖かった。





よかった。





三人が来てくれて、ウヌさんはそそくさと去っていった。

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