あなたを支えたい【HS】part2

重なる ページ12

ベッドに横たわったまま、わたしを自分の胸に閉じ込めて、黙ったままのホソクさん。





今日はいつも以上に疲れてたみたいだ。



癒やしがほしくて、人恋しくなったかな。



辛そうだ。






繋がれてた右手をほどき、彼の背中にそっと回した。



少し力が入ってたので、背中を優しく撫でてあげた。





すると突然、私の肩を抱きながら、体を起こした。





見たこともない目をしていた。

辛そうで、悲しそうで、でも、優しくて。






辛いの？



何をそんなに抱えているの？



少しでも、減らしてあげられない？




その目を見ていたら、気持ちが溢れ出しそうになる。



　

　

また、後頭部に手をかけられて、、、



一瞬のことだった。





キスされた。










軽く触れるだけのキスをして、唇が離れた。






驚いた。



そして恥ずかしさと愛しさで、うつむいた。



今にも触れそうな距離、目線を上げることができない




HS「こっちみて」




彼の方を見ようと顔を上げた瞬間




再び唇が重なった。




今度は長く、深く。







何も考えられなかった。





目の前の彼が愛おしくて仕方ない。





優しくてせつない口づけに、ただ応えるしかできなかった。





何で？




これは、どういう意味？









そんなこと、どうでもいい。



ただ、愛おしくて、ただ触れたくて。


お互いの思いが、重なった唇から伝わる気がした。






彼が望むのなら、私は何だって応えるよ。



その覚悟は、きっと、できてる。

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