ミンさんの偽彼女【YG】

金曜日 ページ21

翌週。いつものように出勤した。


先週末のことで、ユンギに謝らなくては。


会社の入口で、ユンギを待って、自然な感じで話しかける。








『おはよう』





YG「おはよ」





『金曜日は、その、すみませんでした』




YG「おー酔ってたな」




『ですよね。ごめんなさい。』




YG「別に謝るようなことはなかったと思うけど」




『ちょっと楽しくて調子に乗って、ハグしてしまいまして』




YG「あー、あれね。なに、気にしてんの？」




『いや、ちょっと、気まずいかなぁと』




YG「気まずくしようか？」




『いやいや、ごめんなさい。』




YG「笑 何も気にしてねぇよ」




『よかった。さすがに距離感おかしかったなと思って。』




YG「まぁ、恋人なんだから、いいんじゃねえの」




『、、、そっか、そうだね。うん。』





ここは会社で、周りには人がいることに気付いた。





下手なことを話してると、周囲に不審がられるか。






とりあえずユンギはあんまり気にしてないみたいだし。







「また金曜日ね」







約束して、仕事へ向かった。






JN「Aちゃん、おはよ」



『おはようございます』




JN「今朝早いんだね。」





『ちょっと用事があって』




JN「彼氏と話してたね。一緒に出勤？」




「いえ、たまたま会っただけですよ」





JN「そうなんだ。仲良さそうだったから」




『ハハハ、、、まあ』




JN「うらやましいよ」





『え？』




JN「いや、ごめん何でもない」






何だろ。



先輩、彼女さんとなにかあったのかな。




私が気にすることじゃないけど。






『大丈夫ですか？』



JN「ああ、ごめんごめん」




『最近、元気ないですよ。』




JN「そうかな。まぁ、ちょっとね、考えてることあって」





『何かあれば、言ってくださいね。私なんかでよければ』




JN「……じゃ今度、ご飯行こう。最近いけてないから」



『いいですけど、、彼女さんは、いいんですか？』




JN「Aちゃんが気にしなくていいよ。
　 ご飯食べるだけなんだし。
　 それに、Aちゃんも彼氏いるんだしさ」





『……まぁ、そうですけど。』




JN「じゃあ、金曜日でいい？今週バタバタするから」




『金曜日ですか、、、』




ユンギと約束してるから、また来週にしてもらおうかな。



JN「Aちゃんと行くの楽しみに頑張れそうだよ。」









ごめん、ユンギ。

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