ミンさんの偽彼女【YG】

納得 ページ34

YGside----




なんだ、そういうことか。





Aの頭に手を置いて、大切に思ってるって。




好きなのか、Aのこと。










最近すごく忙しいって言ってただろ。




仕事に初めてここまでやりがい感じるって、いい顔してて。



先週会ったときは、来週には結果が出るって言ってた。



ダメだったらしいって聞いたから、心配してたんだよ。




毎日帰りも遅いみたいだし、家の灯りもついてない。





今日こそは声掛けに行こうと思って、ここまで来たけど。








先輩に、先越されてたっていう。





いや、先越されるも何も、はじめから向こうはぶっちぎりでリードしてたんだよな。





俺にはAの仕事のことは詳しくわからない。








辛いときに、そばにいるのは、俺じゃないってことか。











彼女いるんじゃねーのかよ。





でも、言うことも、Aを見る目も、
間違いなく好きだろ。






あーわかんねぇ。





いたたまれなくなって、その場を離れるしかできなかった。









そして翌日。







聞こえてきた噂話。





「ソクジン先輩と彼女は別れたらしい」





ってやつ。





それも、けっこう前に。






なんだよ、、これで納得するしかねーじゃん。




やっぱ好きなんじゃん、あいつ。






Aと先輩は、なんの障害もなく、好き同士でくっつける状況。






あと邪魔になってるのは、



俺の存在だけだろ。

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