車で ページ8
車に乗ってもらって、少し待ってもらった。
俺は飲み物と軽いつまみを買って、車へ戻った。
JN「ごめん待たせて」
「いえ、こちらこそ、、本当にすみません」
JN「家帰るよね。どっち方向？教えてもらえるかな」
彼女は申し訳なさそうに、自分の家の方へナビしてくれた。
送ると言ったものの、あれだけお人好しな彼女は、
そりゃ断るよなと思った。
でも心配だったから、ありがとうって受けてくれた方が俺は嬉しいって言ってみた。
人の気持ちを優先する彼女には、こういう言い方ならいいかなと思って。
「すみません、ほんと、ご迷惑かけて、、、」
JN「あなたが悪いんじゃないでしょ。それに別に迷惑じゃないから。」
「いえ、初めからきちんと言えてたらよかったんですよね」
JN「まぁ、愛想良すぎるのも考えものだけど」
「ですよね、、、」
JN「ごめん、そういう意味じゃなくて。
男にとっては隙があるかなって。狙われやすいでしょ」
「なかなかうまく断れなくて、、、」
JN「まぁ、付け入る男が悪いんだけどね」
「いえ、自覚してるので。いつも優柔不断で、断れなくて、ほんとそういうとこダメなんです」
へぇ、意外だ。自覚してるんだ。
JN「別に、いいんじゃない。裏を返せば誰にでも優しくて親切ってことでしょ。少なくとも受付の仕事には向いてると思うけどね」
「……優しいですね、キムさん」
JN「ジンでいいよ。イさんだよね。歯医者名札見たから」
「はい。イ・Aです。下の名前で結構です私も」
JN「Aさんね。俺より歳下かな？」
それから車の中で、簡単な身の上話をして、彼女の家まで送っていった。
「ここです。本当にありがとうございました」
JN「いや、気にしないで。無事でよかったよ」
「お礼を今度させてください。あっでも、お会いすることももうないですかね。治療終わりましたし。どうしようかな」
JN「いいよ、お礼なんて」
「でも、、、」
彼女の性格上、気にするだろうな。
JN「じゃあ、今度食事に付き合ってよ。いい？」
「はい、いいですけど。私なんかといいんですか？」
JN「いやいいでしょ笑」
「わたしこんなんで面白くないんで」
JN「女性に面白さはあまり求めてないよ笑
俺が変わりに面白くするから大丈夫」
「ジンさん面白い方なんですね笑」
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ごまきち(プロフ) - みりんさん» ありがとうございます！コメント嬉しいです! (2022年10月3日 0時) (
レス) id: e4156e75e4 (このIDを非表示/違反報告)
みりん(プロフ) - あの、もう、やばいです…心が満たされました…！素晴らしい作品を描いてくださり、ありがとうございました！こんな素晴らしい作品に出会えて、とっても幸せです！ (2022年10月2日 22時) (レス) @page30 id: c7a6ff7ec8 (このIDを非表示/違反報告)
ごまきち(プロフ) - ありがとうございます☺ハッピーエンド目指してますので少々お待ち下さいませ (2022年8月20日 6時) (レス) id: adbdf19fb5 (このIDを非表示/違反報告)
sumiko(プロフ) - ジンさん、今度こそ、幸せになって欲しいです。 (2022年8月19日 21時) (レス) @page20 id: fdb03919c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ごまきち
| 作成日時：2022年8月17日 7時
