宅配便のお兄さん【JM】

楽しみ ページ2

HS「おはよー」



「おはようございます」



HS「今日も早いね。ありがとね」






爽やかな笑顔で出勤してきたのは、この会社の社長
ホソクさん。






先代から続くこの工務店の二代目で、私はそこの事務職。




受付全般の業務をしている。





小さな会社ではあるが、地元の人に愛されていて
社員もみんな家族みたいで、優しい職場だ。





何も専門的な資格のない私は、せめてみなさんが働きやすいよう、早く来て掃除をするのが日課なのだ。





そして毎朝、私の次に出勤するのが、この社長。







社長だけど若くてフレンドリーで、仕事熱心。




「どうぞ」



HS「ありがと♪これがなきゃ朝が始まらないよ」




ホソクさんの好きなコーヒーを毎朝出すのも日課だ。






ホソクさん以外はおじさんが多いこの職場。



毎日これといって変わり映えのない生活。






そんな私の生活に、一つの楽しみができた。








JM「こんにちは〜!」






４月から宅配便のお兄さんが変わった。

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