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(ym.side)


遅めの夕食を取り終えた今だって
肩を並べて隣に座り
俺の肩には伊野尾ちゃんの頭が置かれていた

絡み合う指先に熱が集まる
そこからこの信じられないほどのドキドキが
溢れだしそうな気持ちが
伝わってしまいそう


わずかに指先に力が込められた気がして
伊野尾ちゃんの横顔を盗み見る


大きな目を細めて見ている
視線の先を追った


ゆうとだ
メンバーの


俺はこの目が苦手だった

愛しいものを見つめるかのような
でもどこか寂しさの色が滲む視線

ゆうとを見る時
伊野尾ちゃんが決まって必ず送る視線



伊野尾ちゃんが
何考えてるのか微塵も分からなくなる
嫌な瞬間だ



.

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作者名:名無しの腐女子たち x他7人 | 作成日時:2017年3月16日 21時

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