検索窓
今日:19 hit、昨日:34 hit、合計:345,981 hit

正しい恋のはじめかた # step 01 ページ1

恋の始まりなんてものは、人それぞれで それは唐突である。


たまたま失恋して、そこに君がいたから とか。




「...やーまだ」

ソファの前にあるローテーブルに携帯を置いたまま膝を抱えて座っていた俺の顔を、彼は覗き込んできた。

「.........伊野尾ちゃん、」

「どーしたの、元気ないね?」

明るい茶色の髪をふわりと揺らしながら伊野尾ちゃんは問うた。

「...あー...、うん... ちょっと、ね...」

まだ引きずっている心の痛みを感じながら、俺は曖昧に答えた。

「なんか悩み事? 仕事に関して?」

ぽすん、と伊野尾ちゃんは俺の隣に座って、同じように膝を抱えて座った。

「...いや。」

「プライベート?」

俺は小さく頷いた。


同じグループのメンバーである伊野尾ちゃんは、普段はそういう関係性もあって『年上』ということをあまり意識していないが、こういうときはやはり年上なんだな、と思う。

「...なんか、伊野尾ちゃんになら話してもいい気がしてきた」

鼻の奥がツンとするのを感じながら、俺はへら、と笑った。

# step 02→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (136 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
490人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , やまいの
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:名無しの腐女子たち x他7人 | 作成日時:2017年3月16日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。