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いこっ！と両手を差し出すとそれぞれぎゅっと握ってくれた。
小さな手に見合った歩幅で歩く2人に合わせてゆっくりと進む。
「りんちゃんとりくくんはいくつなのー？」
少しでも気が紛れるようにだろうか。大ちゃんが話しかける。
「…ごさい。りくくんもおんなじ。でもね、りんの方がおねえさんなの！」
「へえー！じゃあ2人は俺たちと同じで双子なのかな？」
「ふたご？？」
同い年で姉弟ということは双子なのかと思い問いかけるが、『双子』が何か分からないみたいだ。
「んー、双子はねえ、ずーっと2人一緒ってことかなあ？」
すっごい仲良しなんだよ！と笑顔でいうとりんちゃんは泣きながらもぱあっと笑顔でじゃあ！ふたごだよ！と教えてくれた。
幸いインフォメーションはエスカレーターで1階降りたすぐそこにあった。
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作者名：しい | 作者ホームページ：https://twitter.com/@bshii_1122
作成日時：2021年4月16日 1時
